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紅雪姫  作者: ぴこ
覚醒した力とその対価
19/20

強さ

あたしはゆっくりと立ち上がると、再びブローチに触れた。


すると、今度はお得意の双剣が出現した。


エルバは上から振り下ろす一撃の突きが得意。

だけれど、一発押したあとに隙が多いため、とりあえず隙を攻めていこうという作戦だ。


あたしはアザレアの横に立ち、思い切りエルバを睨みあげた。


そして、口に手を添え、息を吹きかけると、そこから炎の竜が現れた。


この子の力のほとんどがあたしの感情によってコントロールされる。


今は、冷静だ。


「赤華乱舞」


そう唱えると、竜がすごい勢いで回転し、壮大な竜巻を巻き起こした。


そして。


ゆっくりと、着実にエルバを追い込んでゆく。


それを見たエルバは鼻で笑い、こんな軽い技で攻めてくるなんて、なめられたものね!と自身の槍を思い切り握りしめ、詠唱を唱えると、エルバの周りにも大きな水の渦巻きが巻き起こった。


「さぁ、アイリス!どちらが勝つかしらねぇ!」


あははは!と笑うエルバを見て、アザレアは思い切りあたしの手を掴んで怒鳴った。


「何やってるんだよお前!死にてえのか!!!」


死にたいわけじゃない、あたしには、策がある。


そう伝えると、アザレアはふざけんな、とまた吠えた。


「俺はあいつを殺るぞ!お前を死なせたりしたくねぇからな!!」


そういうと、すばやくまた詠唱を唱え、あたしの手を握った。


すると、そこには雷が生まれ出し、真っ赤な炎の竜は、雷の竜へと変化していった。


それを見たエルバは、思い切り目を見開き、息を飲んだ。


「「いけええええ!!!」」




ふたつの竜が、交じり合った。


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