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紅雪姫  作者: ぴこ
プロローグ
1/20

昔話

2016/06/05

おお、やっと来たか。待ちくたびれるところじゃったわい。


…はて。お主は何故わしに会いに来たんじゃったかのう。


おお。そうじゃったそうじゃった。

あの赤子の話じゃったのう。


はは、そうむくれるでない。


よいか。最初に言っておくぞ。

この物語を信じるか否かはお前さん次第じゃ。


なに。わしもここまで年老いてしもうたんじゃ。本当にこの物語が実話なのかどうかなんて定かではない。


かっかっか。まあまあ、そう怒るでない。その法螺話を聞くためにここに来たのじゃろうて。



まぁ、前置きが長くなってしもうたが、これからが本題じゃ。



インギュア王国は昔は本当にいい国じゃった。なんせ、王様がとても優しい人でな。人間以外のたくさんの種族からの信頼も厚かったのじゃ。


もちろん他種族同士や、王国民との恋も多かったそうな。国境を越えたたくさんの国の姫君と恋をしたり、縁談を持ち出されたり。

それくらい人々に愛されておって、国もどんどん反映していった。


そして、王も他国の姫君と結婚し、子どもを授かったのじゃ。



…じゃがのう。それが悪夢の始まりだったのじゃ。



その数ヶ月後かのう。

王の子どもが星になってしもうたのじゃ。

女王も嘆き悲しみ、王自身も本当に悲しんだ。



そこからじゃ。国自体が狂って行ったのは。


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