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第6話 第二皇子のクーデター

あれから2時間後副長兵舎にて。


「どうしたものか、どうしたものか!」


「何を悩んでるんすか?」


とデウズが聞いてくる。


「いやぁ皇帝の命令でユーリカ様と結婚することになっちゃってさぁ」


「何言ってるっすか!?おふざけでも酷い冗談っすよ!」


「私もそう思う。」


「どうするんすか!」


「だから私は嫌だと抵抗する方法を考えてるんだよ!」


「それは俺も協力するっす!」


2人で色々考えたが。何も考えが出ない。



「どうしよう!いっそのことクーデターでもするっすか!」


「そうか!そうしよう!」


「ここが国家転覆会議場ですか〜?」


ギィと扉が開かれるとそこには。


「タッ!タールマン副長殿!とエクズ補佐!」


と私とデウズは敬礼した。


「何言ってるんだ、軍に身を置く立場でクーデターなんて単語間違っても言うな。軍警に聞かれたらどうする。」


「「失礼しました!」」


「まぁ私も考えましたけどねぇ。流石にユーリカ様とこの男は不釣り合いですし、手柄だけの結婚なんて絶対長続きしないでしょう?」


「長続き云々は関係ない気がするっすけど?」


「まぁとにかく阻止するにはどうするかは俺たちも会話に入るぞ。お前たちは考えが浅いからな。」


「了解っす!」


と言ったのも束の間。


バタンッ!と扉が開かれる。


「伝令!第二軍首都防衛隊蜂起!クーデターです!首謀者はカルト・トールトン第二皇子です!」


「「なんだってー!?」」


「第四軍全部隊に通達!治安維持に出動する!」


「クーデター企てた側がなんでクーデター抑える側になるっすか!」


「防衛専門の第三軍ルーリカ様たちが到着するまでなんとしてでも城には入らせるな!」


「市街地戦って嫌な予感しかしないんですが!」


と嫌な記憶が頭の中を巡り言ってしまった。


(俺帰ったら結婚するんだってフラグ有効なのかなこれ…)


数分後完全装備の重装騎兵が重馬と共に集合する


「我々の任務は第三軍が来るまでの遅滞戦だ!我々が大の苦手とする戦法であるが、我々には新兵器銃がある!この前の作戦のように死者0負傷者0の戦場を私に見せてくれ!」


という叩き起こされたユーリカ様が言う


「「おう!!」」


「乗馬ののち再編されたA、B、C隊は各指揮官の元戦うように!」


「「了解!!」」


とのことだ、私が指揮するのはC隊、B隊はタールマン、A隊はユーリカ様が指揮する。


「ということで、C隊、一夜城を建設するぞ!避難済みの家屋から机やら椅子やら収納やらを接収しこの城へと繋がる通路を封鎖し銃による防衛戦を行う。」


(これで、他の隊でも指示される命令ができたはずだ。)


「了解!」


(そういえばよく武器のカテゴリ見てなかったし今のうちに爆発物と銃以外のやつ見てみるか)


と見てみた、他カテゴリとしては装甲車、トラックなどの輸送が主な車両、ヘリコプター、飛行機、火砲に本当に色々あった。


でもここで車出してしまうとなんか騎士団らしくないしなぁ。装甲車くらいならいいか?まぁピンチの時に使おう。


相変わらずGは文字化けしている。


これ寿命とかで支払われてないよな?

怖いよ…


「敵来ました!」


「了解!十分に引きつけろ!奴らまだ銃がどんなものかわかってないはずだ!恐怖心を植え付けろ!」


「了解!」


(と、言ってみましたので私は新しくあれを出します)


俗に言うRPG!ってやつです。

ですが今回は対人弾頭ではなく通常弾頭を使います。


皆さんはよくわからん場所が爆発したら怖いでしょ?そういうこと、みんながよくわからん音が鳴ったら死んでいく、その恐怖を感じながら近くで爆発が起こるんだ。


私だったらちびる。


「引きつけたか!」


「えぇ!目と鼻の先大群です!」


「FAL第一隊射撃開始ー!」


「了解!射撃開始!」


ドンッ!ドンッ!ドン!


と重なって銃声が聞こえると悲鳴と戸惑いの声がここからでも聞こえた。


「何人か生きて返せ!重要な恐怖の伝染病の媒介者になってくれる!」


と私は指示を出す。


「了解!」


「何人かは足か手を狙え!殺すな!瀕死にさせろ!」


と割と怖い指示をエクズが指示を出す。


「了解!」


「敵集団帰っていきます!」


「了解、ちとこの一本道に軽装歩兵の第二軍はきつかったか。魔導士に警戒しろ!私は奴らのケツを叩く!」


「なんすかその筒は?」


とデウズが興味少しありそうな感じで聞いてくる。


「まぁ見とけって!後ろにいたら火傷するから間違っても行くなよ!」


「はぁ…?」


「発射!」


ドッ         バン!


「「うぎゃぁぁぁ!」」


と敵集団最後尾にあたり悲鳴が聞こえる。


「なんすかそれ、戦争が変わりますっすよ!」


「実際変わったな戦車兵からしたら。引き続き警戒を厳となせ!」


「はっ!」


「さて、タールマンとユーリカ様は元気にやってるかな。」


「他の心配してる暇はないぞ!」

「対竜射撃よーい!」


「あれが飛竜か、ワイバーンってやつだな!」


「俺が射撃指示を出す、右翼左のワイバーン!左翼右のワイバーンだ!撃ち方始め!」


(なるほど聞いたときはなぜ右翼に左のワイバーンを撃たせるのか理解できなかったが建物が邪魔で全力投射できない位置にいるのか。それならば交差する形で撃たせるのも納得いく。ここら辺の建物連なってるからな…)


「飛竜落ちません!」


「仕方ない俺の番だな。」


「まっすぐこっちに突っ込んでくるっす!」


「キルゾーンだぜバカが!」


「ギャァアア!!」


再装填したRPGをまっすぐ突っ込んでくるやつに向ける


(これは、偏差もいらんな。)


パシュッ!と放たれたRPGは敵に命中しワイバーンはすぐそこの建物に墜落した。


「よっしゃ完璧!再装填!」


バシュッと放たれたものはまたもやワイバーンに命中し同じ末路を辿った。


その後第二波、第三波と波のように第二軍は来るがその都度追い返しに成功している。


「第三軍ただいま到着した!」


「伝令!A隊弾薬が怪しいとのこと!今すぐ田口殿を!」


「了解!あとは頼んだエクズ!」


「わかった。」


「ねぇ俺は!俺の名前は!頼んでくださいっすよ!」


「お前は頼りにならん気がするが、エクズが困ったら頼む!」


「了解っす!」


俺は伝令できた馬に乗せてもらいA隊の元へ向かう。


「ほれ!弾薬!」


木の箱の中にマガジンを大量に入れる。


「それにしてもユーリカ様、敵多くないですか?」


「第二軍の特徴はその多さだ、父上から見放されるほどの愚兄の軍だ。増やすだけ増やしたのがこの長期戦に繋がったんだろう。」


「なるほどねぇ」


「巨人確認!」


「「なに!?」」


私とユーリカ様は走ってバリケードの上に立つ。するとそこには二階建ての帝都の建物を遥かに越す巨人が一体こっちに向かってきていた。


「愚兄め!こんなものを飼い慣らしていたのならば北方に送れば何人が助かったか。」


「何あれこわ!流石の自動小銃でもあのデカさじゃかすり傷にもならないんじゃないの!」

「ということで持ってきましたRPG!」

「後方確認よし!」


「貴様何をする気だ?」


「危ないので近づかないで!」


「そうか…」


「発射!」


バシュッ!っと放たれると巨人の顔面に命中し大きく抉れ後ろに倒れた


「やったぞ!」


「貴様、おそらくB隊とC隊の元にも巨人が向かわされているだろうから行け!」


「了解!ユーリカ様の命令とあらば!」


俺はまずエクズたちを信じB隊の元へ向かうよう騎士に伝え馬を走らせてもらった。


「誰か助けてくれ!」


と右腕で誰か掴まれていたので


「発射!」


と左目あたりに命中させたらまたもや大きく抉れ倒れた。


「救助急げ!後ろの歩兵を忘れるな!援護射撃!」

「それと助かった!タグチ!」


「いやぁタールマン様に褒められるほどでは…では時間もなさそうなので!行ってくれ!」


「はっ!」


と馬を走らせてもらう。


(この調子じゃあバリケードは突破されてそうだ。)と思ったら巨人がこちらをこんにちはしていた、完全に突破されている。しかし血はないのでどうしたのか。


とりあえず降ろしてもらい先ほどと同じく顔にRPGを放つと回避もせずに倒れた。


おそらく巨人は指示を聞く程度で知能は低いのではなかろうか?と思いながらも角を曲がり防衛戦をしていたはずの一本道に顔を出す。


するとそこには敵歩兵の死体だけあった。


「デウズ!エクズ!生きてるか!」


ガシャガシャと鎧の金属を擦らせて建物から騎士が出てくる。


「生きてるっすよ!」


「よかった、それにしてもあと何時間これは続くんだ?」


「あれでも第二軍の首都防衛隊のごく一部です、本隊を叩かないことには…」


とエクズがいう。


「よし、兵器を出す。」


「新しいのがあるのか?」


「そうそうあるのよ!C隊集合!」


俺はC隊を集結させるとヘリを出す


「これは…なんだ?」


「Mi-17色々とややこしいが輸送できる鉄の空飛ぶ乗り物だ!とりあえず乗ってくれ!」


そういえばなぜ操縦できそうにないヘリを出したのか疑問に思うだろうが私は気づいた、この武器屋というシステムを通せばその武器兵器が扱えるようになるというものを、それが手に入れるたびに付与されレベルが上がる私のスキルというものだ。だからヘリは運転できても出せない馬は動かせないのだ。


「この防衛線は第三軍に任せる!我々C隊はカルト・トールトン第二皇子の首を取る!」


「完全に任務外の戦闘になりますが…カールトールトン第二皇子の首を取ってどう責任を取るんだ?」


とエクズがいう。

(そこまで考えてなかった。)


「じゃあ降伏勧告をだす!」


「一旦ユーリカ様かルーリカ様に確認取ったほうが良くないっすか?」


デウズもまともなことを言う。


「そうします…」


ヘリはユーリカ様とルーリカ様が合流してるはずのA隊防衛陣地へと向かう。


着陸し、私は彼女らに近づく。


「ユーリカ様!ルーリカ様!作戦指揮中申し訳ございません!確認に参りました!」


「「なんだ?」」


と2人同時にいう、顔も似てるし髪色違うだけで双子なんだね…


「第二皇子カルト・トールトンの討伐をしにいこうと思うのですがどう思いますか?」


「私の一存ではやつにいい思い出はないから討伐には賛成だ。ルーリカは?」


「妾は良いと思う、父上からの命令も討てとのことだからな。まさかできるのか?」


「できますとも!副長、田口田門!逆賊カルトの討伐命令受けたわまりました!」


私はそういうとヘリへ反転し乗り込み城壁へと飛んだ。


-城壁-


「どうした!第三と四軍ごとき、この数なら捻り潰せるだろう!」


「そのはずなのですが…偵察隊の損耗激しく巨人も帰ってきていない状況です…何か強力な兵器が相手にはあるようです…」


「ちっ!無能な作戦指揮官め!お前に任せたのが間違いだったわ!死ね!」


と報告していた男を皇子は切り捨てた。


「第一軍もおらず第三軍が訓練中であった今日ほどクーデターに最適な日はなかった!それでも勝てぬとは…」


「カルト様!敵が空から急速に接近中!」


「なに!飛竜部隊は我々が抑えたはずではなかったのか!」


「いえ、敵は飛竜ではなく正体不明なもので一直線にここへ!」


「なんだと!迎撃しろ!」


「はっ!」


-田口視点-


「よし!ロケット弾一斉発射!」


バババババシュン!と大量のロケットが敵本陣目掛けて飛んでいった。


竜は飛ぶ前に爆破され本陣も同様。


「カルト・トールトンの死体の確認ののち確保、生存の場合も確保する!」


ヘリは帝都城壁に着陸し後方が開くとC隊騎士が急いで本陣を捜索する。


下で待機していた生き残りの兵士が上がってくる前に確保せねばならないのだ。


「カルト第二皇子確保っす!」


「言い方的には生きてたか…急ぎ撤収だ!」


「C隊全騎士搭乗完了!」


「居たぞ!カルト様が攫われる!」


敵兵士がもう登ってきた。


「来たっす!」


「射撃開始!」


ダ!ダッ!と撃つ音が後ろから聞こえる。


「上がれ!上がれ!上がれ!」


やがて銃声が鳴り止む頃には高度を十分に取れていた。


「くそ…お前らは何者だぁ、俺様に何する気だ…」


「貴様は国家転覆をしようとした!相応の裁きを受けてもらうために確保した。これでわかるか。」


「くそ!失敗したか…」


俺たちはA隊の元へ着陸しカルト・トールトンを第三軍に引き渡す。


「兄上は後日裁判を受けてもらう!それまで大人しくしておくんだ!」


とルーリカが言う。


「ユーリカ様!ただ今戻りました!」


「よくやったタグチ!敵はどんどんと降伏している。この戦いも終わりだ!」


「お褒めの言葉!光栄です!」


その時だった。


ウーウーウーとヘリから警報が聞こえる。


「なんだ?この世界でロックオンなんかされるはず…」


「ヒィィイン!!」


馬が怯え、暴れ始める。


「地震の前兆?それにしては慌ただしすぎる。それに悪寒も」


「ユーリカ!妾のそばへ来い!」


「タグチ!」


「副長!」


とデウズとエクズ、その後ろにB隊を率いてタールマンもやってきた。


「なんかすごく嫌な気配。」


「あのタールマンも感じるの!?世界の終わりだぁ!」

とデウズが騒ぎ出す。


「そんなことあるわけが…」


突如浮遊感に襲われる。


あの時と同じだ。


「ちくしょう!またかよ!」


果てしなく落下する。


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