南国の楽園 ④エンディング ◆再掲載
さて片田舎で隠居生活に入った
中年ボスには家族は無かった
色恋の類の世界は、
ボスには理解出来無かったのだろうか?
それなりに女性から逆プロポーズされた事
もあったらしいが、
成就しなかったようだ
だが男色だった訳でも無いようだ
つまりはボスには人間の愛情
というものが分からないようだ
更に時は流れ
老齢ボスは、
遂には南国の孤島へ移住していた
かつての部下には、
それなりに金を与えて引退してもらった
僅かばかりの年金生活では
賄え無いとの判断か?
また、その頃にはP氏も精神的に
成長していたから
孤島での生活は、思った程楽では無かった
人間関係に煩わされる事は無くなったが
逆に大自然の驚異は段違いだったからだ
だがP氏は気がついた
やっと自分らしさを取り戻せたのだ
南国の楽園と思い込んで
移り住んだ島は
実際は南極に近い孤島だったのだ
そしてP氏は気がついた
自分は人間などでは無く
ペンギンだった事を
ボスに可愛がられてるうちに
すっかり自身を人間と思い込んでいた事を
ペンギンしか生息しない南国の孤島で
P氏はペンギンとしての
アイデンティティーを取り戻せたのだった
果たして
ハッピーエンドか
バッドエンドか
それは読む人次第だ
( ・`д・´)(キリッ




