宴会の席で酒をすすめられた時の対処方と逆襲方のスゝメ
どうも。酒好きです。
冬も近づいて来ると、宴会が続くことが多いかと思います。
今は集団での飲酒は避けられているので、それほどないのかもしれません。
とりあえず、コロナ前の宴会で、ということで書いていきます。
さて、小さい頃から大人たちが酒に酔っ払ってべろんべろんになるのを見て育ちました。
結果、酒を好むようになりましたが、宴会の席での奇妙な作法も知らないうちに身についていたりします。
20歳を越えて、酒を飲むことがだんだん増えていきます。
そうなると人から酒をすすめられることもありますよね。
基本、断れない。
コップに注いで貰えるように少し空けないといけない。つまり、飲めと。
いやー、それ、もういらないっすわー。
そんな時はコップを上にあげます。
意味が分からない?
これ、一般常識だと思って育ちましたが、案外知らない人が多いらしいと後で知りました。
ビールの場合で説明しますね。
相手の方が瓶ビールを注いできます。
大人しく注がれるままにしていると、なみなみと注がれます。
( ゜д゜)ノ目(……こんなに要らない。)
ではどうするか。
瓶の注ぎ口をコップにあてたまま、上にコップを持ち上げます。
そうすると、それ以上はコップに注がれません。
この時のポイントは、
「ああ〜、すみません、ありがとうございます〜」
と言いながら、頭を下げつつコップを上げる。
頭はコップより低く下げながら、コップは何よりも高く持ち上げます。
低姿勢に見せながらの拒絶。
だいたいはこれ以上注がれません。
あくまでも低姿勢。
しかし、断る。
実際は、宴会慣れした人たちの中ならば、ここまで頭を下げることなく、すいっとコップを上げるとそれ以上注がれません。
ただ、それをナチュラルにやっている若手の人はあまりいなかった…いえ、私はやってましたが。
普通だと思っていたので。
結果、ちょっと浮く。
まあ、それはおいといて。
ちょっと何かを言いながら、弾みでコップを上げたように見せられるのがベストですが、まあ、それは個人の技量で。
ひとまず、明確な拒絶を見せないようにして、相手にかどが立たなければいいのかなぁと思います。
今はアフターコロナとなっているので、コップに瓶の注ぎ口が触れることは避けられると思いますが、それでも注ぎ口よりコップを徐々に上にすればこぼれる事を咄嗟に避けてくれるはず。
注がれるパターンのものは、コップを上にあげる。
ただし、低姿勢で。
だいたいはこれで防げます。
あとはちびちび飲んで減らすしかないのですが、もう飲めないという時は、「あ、それ美味しそうですね〜」と言いながら、度数の低いものを注文してしまえばいい。
満タンになったコップと、別の飲み物を飲んでいる人にそれ以上はすすめません。
それでもすすめてくる人がいるならば。
やり返しましょう。
高く上げたコップに手を添えるふりをして、その手を相手の持つビール瓶めがけてゆっくり移動させます。
そして、笑顔で言いましょう。
「あ、今度は私に注がせて下さい。どうぞどうぞ」
ここで相手が断ってもすすめましょう。
「いやいや、悪いですから、どうぞどうぞ」
もはや何を明確に示しているのかわからない日本語独特の表現。
ポイントは、「こちらに良いものをいただいたので、お返ししなければ申し訳ない」の態度を示し続けること。
相手が別の飲み物を飲んでいたら、それを注文しましょう。
自分の所に飲み物の入ったグラスがいくつもあればちょっと察するはずです。
それでも、すすめてくる。
ならば、奥の手。
自分好みのうっすい割り方で出してあげましょう。
だいたい飲めと言ってくる相手は、飲酒量が人より多い人です。
自分の酒量を基準にして相手にも酒をすすめてくるので、焼酎やウィスキーを飲んでいる確率が高いです。
そんな酒好きには、水の割合高めの水増し焼酎かウィスキーをしずしずとお待ちしてさしあげましょう。
絶対に嫌な顔をされます。
「なんだ、こんな薄いの」
そう言われたら、ちゃんと答えましょう。
「あまりお酒飲めないので…。私にはこれくらいがちょうどいいのですが薄いのでしょうか…」
これで相手にもどれだけ酒の弱い人に酒を強要していたかわかるはずです。
酒の強要はパワハラですからね。
もうこうなっては、「酒が強いと思ったんだ」とは言えません。
相手に酒の弱さを知らしめましょう。
知った上で水割りを作らせるのならば、割合を聞いた上で作ってお持ちしましょう。
私はお酒は好きですが、許容量を超えると本当に不快になるので、全力で回避します。
それと、ウィスキーも焼酎も割るものは氷一択なので、一般的な水割りが作れません。面倒な酔っ払いに対しては、そこまで薄めるなら飲むなと思ってしまいますが、好みの問題なので、黙ってます。
まぁ、こういう酒の対応についての話を年輩の方にすると「若いうちからそんなのは可愛くない」と言われましたが、知るかってもんです。
やるだけやって、もうこれ以上は飲めないとなったら、アルコール度数の低いコップを手に持って、横にはなみなみと注がれた飲みたくないコップを置いておけば、後はなんとかなります。
「飲んでるかー?」
「飲んでまーす」
適当に答えましょう。
その頃には、人の酒の世話をしたがる酔っ払いはいません。
自分のコップのアルコールだけしか、対応する余力がありませんから。
なお、この対処方と逆襲方はあくまでも個人的に有効かなと思う方法です。
多少の話術や、強引さが必要になることもあります。
絶対に大丈夫というわけではありませんので、お気をつけ下さい。
お酒は楽しく飲みましょう。
そうすれば、継続的にアルコール消費が続きます。
ざっくりとアルコール飲料とまとめても、その原材料を作る農家さんに、醸造する酒造メーカー。お酒を提供する酒屋さんや居酒屋とたくさんの業種に関わってきます。
個人の勝手な酒量の思い込みで、相手に酒を強要して酒の楽しみを奪い、消費量を減らすなど言語道断。
ゆるゆるっと飲める範囲のノンアルコールでもハイボールでも、飲んで楽しいと思える方が全体的にメリットがあると思います。
お酒は美味しい飲み物。
そして、楽しいもの。
そう思える酒類を飲んで、楽しい時間を過ごすのが一番。
お酒は楽しく飲みましょう。
ただし、20歳になってから。
年齢は守りましょう。
法律違反です。
最後に、女性限定になるかもしれませんが、酒の席でしつこく男性に絡まれた時の対処法を。
これは、アルコールが一切飲めない美人の友人から聞いた話です。
大学のだかなんだか、酒を飲んだら毎回呑まれるような飲み方しか知らない若者たちの集まりだったと記憶しています。
その席で、美人の友人は、女友達と話していたら男に絡まれました。
「一緒に飲もうよ。ちょっとくらい飲めるでしょ?」
と。
飲めないと言っても再三絡んでくる男。
キレた友人は、
「じゃあ、あたしの作った酒が飲めたら考えてあげる」
と言って、
ウイスキーと水で、水割りをビールのジョッキに作りました。
ウイスキーと水の比率、9:1。
ほぼウイスキー。
怯む男。
「え、いや、これは、さすがに濃すぎないか」
「何?あたしの作った酒が飲めないの?」
逆襲する友人。
そこを煽る友人の友達。
「えー、お酒が飲めないのに、水割りを作ったんだよ?わざわざ作ってくれたのに。ひどーい」
「飲めるでしょ、それくらい。ほら飲んで」
ほぼウィスキーのジョッキをほんのひと口飲む男。
それを見てキレる友人。
「は?何、あたしに水割りを作らせておいて、ひと口?それで終わり?何、まずいの?飲めないの?」
「え、ひどくない?」
「それで、お酒すすめるとか、マジ?」
追い詰める友人。
援護射撃する友人の友達。
沈黙する男。
「…………(えぇ〜…)」
その後、友人は友達と楽しく会話をして、気がついたらその男はどこかに行っていたそうです。
美人さん、こわい。
まあ、飲めたとしても、友人は「考える」としか言っていませんので、飲まなかったと思います。はい。
あと、引き際の分からないしつこい男は嫌われます。確実に。はい。
お酒は楽しく飲みましょうね。