シンデレラ リングサイドで 大乱闘
けっこー昔、シンデレラと呼ばれた女性がおりました。
「シンデレラよ、我々は舞踏会へ行きますから、貴女は残ってお掃除と洗濯が出来たら大したもんですよ」
「ナニコラタココラ──!!」
シンデレラが渋々居残りをしていると、そこにパイプ椅子を振り回す魔女が現れました。
「アイアムクソ魔女! シンデレラ出て来いやぁ!!」
シンデレラの見窄らしい服が瞬く間にドレスへと早変わりし、腰にはチャンピオンベルトが巻かれ、シンデレラはお城で行われる時間無制限高圧電流デスマッチへと出掛けました。
シンデレラがお城へ辿り着くと、王子がビール瓶をシンデレラの頭へと叩き付けました。
「お前平田だろ!!」
マスクマンの正体を容赦無くばらしに掛かる王子とダンス(意味深)を踊ったシンデレラは、スリーカウントの鐘と共に階段を駆け降りました。
「待ってくれ! まだ有刺鉄線タッグマッチが──」
そして階段を急いで駆け降りていたシンデレラは履いていたガラスの靴を落としてしまいました。
シンデレラは慌ててガラスの靴を拾い、そして王子のケツへとヒールをねじ込みました!
「シャーコラァ!!」
そしてコブラツイストで王子を失神させ、その場から逃げました──