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【掌編】幸運の女神・遅れないように

【ジャンル】その他

幸運とは訪れるもの……


「ジョッシュ君、スイッチを」

 博士の助手、ジョッシュ君がスイッチを押した。その途端に、映写機のような物体から光が伸び、映像を浮かび上がらせる。

「お、おぉ……」

 二人同時に上げた声。博士はジョッシュ君の声で我を思い出し、光の中に現れた人物に声を掛けた。

「失礼とは思いますが、貴方様は幸運の女神様でしょうか?」

 光の中の女性、女神は頷く。それは幸運を呼び寄せられたという証。博士とジョッシュ君は目で合図を交わし、何よりも素早く頭を下げる。

「我々を幸せにしてください」 

 すると女神は、ゆっくりと首を振る。見上げた博士は何故か問おうとしたが、女神はこう言い残して、光と共に消えて居なくなった。 

「アナタはその機械を発明して、私を呼び出した。もう既に、アナタ方には幸運は訪れました」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


黒尽くめの三兄弟

「ほら、早く!」 

 一番小柄で太った長男を、細く真ん中の身長の三男が手を引き進む。

「あんまり急かすなよぉ」

「そうだ、ゆっくり行こう」 

 一番ノッポの次男もゆっくり進む。けれど三男が急かして、忙しげに二人の手を引く。

「駄目駄目! 早く早く!」

「そんなに急かさなくても……」

「急がなくてもいいと思うんだけどな」


カチカチカチ


「あれ、随分早く進んでる。時間合わせたんだけどな」

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