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2-15。

日間恋愛6位ですと!??ビックリして二度見して三度見しますた。閲覧評価ブクマありがとうございます!

恋愛にはまだ突入出来てないスローペースですが。お付き合い頂けたら幸いです。

よろしくお願いします。

マイラは寝台から起き上がり視線を見上げれば錚々たるメンツが並んでいる。



砦司令官、副官、守護団長、副団長、医務室長が並びマイラを見下ろしていた。




意識を取り戻したマイラの様子を見に来たそうだが。

こんな仰々しい面々が揃い踏みで面会とは体調を悪化させたいのか!?嫌がらせか!!と悪態をつきたい気分だ。やらんけど。






アースクエーク司令官から話を聞いた。


ラットラーを突如襲ってきた魔物の大群。

突発的で偶然起きた事態。それを機転を利かせラットラー兵士は敵国である我が国に誘導した。

だが、魔物を退かせた煙幕を間諜が見逃すはずはない。


王宮からの臨時補給要員のマイラ。

王都に戻ったら手を出しにくいのは当然。


魔物除けがどれ程の威力か見ていればなおさらだろう。他国が持つ脅威を放置するわけにいかないのは当然。


間諜の動きを見つつ、紛れ込んだ者を炙り出すためマイラを囮に残存兵を叩いた。

そうアースクエーク司令官から聞かされ頷く以外できないマイラだった。




今後は警備を強化しマイラに護衛が付くことが決まった。



マイラは憮然としていたが諦めて不承不承に聞いた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





マイラは帰りの際にクバーノ室長にお礼を伝え、魔物除けを送ることを約束し帰途に着いた。

今までクバーノ室長の雰囲気や態度が苦手だったが、理由を知り対応が軟化したマイラ。だが、払拭までにはならず終始お愛想笑いを顔に貼り付けた。



最後まで魔物除けに使用している薬草を聞き出そうと躍起になっていた医務室の皆が残念そうな顔をしていた。







来た以上、帰るのだが……。


来た道と同じ一週間馬車の中だ。

相変わらずお尻が痛い。



マイラは二度と遠征に行かない!と心に決めた。






だが帰れば遠征の報告が待ち受けている。

心底恐ろしいマイラは帰りたいような逃げ出したいような気分だ。



ーーザザに怒られる……。



魔物除けはザザに持たされた。

万が一に、と。

だが、使ったら使ったでザザが文句を言うのは目に見えている。

申請するまで秘密だと言われていたのだから。



ーーああ、気が重い。



帰途の際にストリーム団長から魔物除けについて箝口令が引かれた。

それが何処まで効力が効くか。

自分の身の安全が関わっているので不安が拭えない。


ザザに相談して速攻特許申請して何処か辺鄙なところに隠れ住みたい衝動に駆られた。






ーー外交に使える。



その通りなら色々な取り引きに使われその度に自分が関わるのかと思うと気が重くて吐き気がしそうだった。


貴族の柵など鬱陶しいうえ、関われば自分の身の振り方に影響が出るのは明白。

何より、前世持ちは危険だ……。

師匠はマイラが前世持ちだと知っている。だから勿論のこと周りに知られないように配慮されていた。マイラにも口にしないよう言われ誰にも話すことなく今まできた。



師匠に保護され医療知識を聞かれて話した。

そして前世持ちは今まで何人か居たと聞いた。それによりこの世界が発展してきたことも。


だがその前世持ちがその後どうなったかも聞いた。

それを知り迂闊に話せない理由も理解した。

その後の憂慮を話す師匠の優しさに感謝してマイラは医術を学び身につけた。



自分で作った魔物除けだが今更ながら憂鬱になり溜め息しか出なかった。







道中、周りからの奇異の目や様々な関心の視線は相変わらずで身を隠すようにしていた。




帰途の最中、警護に変わりバーグ副隊長が申し出る事が多々あった。



性別を隠しているマイラには助かるが、バーグ副隊長の立場を慮ると心境は複雑になる。





ーーバーグ副隊長の男色疑惑。



笑い事のようだが当人には笑えないだろう、とマイラは思う。

だが、当のバーグ副隊長本人は、男色疑惑が囁かれても何処吹く風と受け流しマイラに寄り添った。



バーグ副隊長のおかげでマイラも実際助かっている。


主にトイレ事情に。


今は遠征帰りの道中だ。

野宿の一週間。

外でのトイレ事情は仕方ないが、護衛がいては誤魔化せない。護衛が離れていても不味いのだ。それをバーグ副隊長が変わりに護衛に付いて貰い、なんとかやり過ごしていた。


“ なんとかやり過ごしていた” だけで、ダメージは最高潮だ。

バレたとは言え、バーグ副隊長に見張りして貰い、用を済まさなければならないからだ。

なんの苦行か?刑罰か拷問か!?


そのたびに羞恥に苛まれるマイラはギリギリと胃が痛くなる思いに打ち拉がれた。



「そんな顔すんな。気にすんなよ」

「気にするわ!!人の気も知らんで!」


「大した事じゃないと思えば、大した事じゃないのさ」

「その能天気な思考回路が羨ましいですよ!」


「羨ましいなら真似をしな」

「ああん?出来たらやってますよ。繊細なんで無理ですが?」


「ああん?それは俺が繊細じゃないと?」

「繊細な人物は温室の通路に寝転びません」


「繊細だから人のいるところで昼寝できないんだ」

「どの口が言うんですかねー」




休憩時間のたわいのない会話。

息の詰まる状況の中で気晴らしできる時間。だがバーグ副隊長にバレるのは悔しいのでマイラは胸の中にしまった。






ーー感謝など言わないからな!








マイラはツンデレ。

デレるまで時間がかかってます。

バーグ副隊長頑張れ。


お読みくださりありがとうございました。

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