番外1-14裏視点。《バーグ副隊長》
ちょっと短いです。
よろしくお願いします。
ダスク隊長がマイラを餌付けている。
愛妻家で子煩悩なダスク隊長はマイラを小動物のように見ているのかクッキーを渡し食べる様子を楽しげに眺めている。
子煩悩故に筋骨隆々な騎士に囲まれる白い棒の如く見えるマイラに庇護欲が疼くらしい。
鍛錬場に住み着いていた猫が逃げ出してからというもの、小動物に飢えた野郎共は更にマイラを構い揶揄う。
それをダスク隊長が庇護し、更に小動物化が進む。
俺は呆れ顔でそれを眺めていたが部下からツマラナイ一言をもらう。
「いいんですか?白の薬師殿取られちゃいますよ?」
「ブッ!……お前ら、違うからな?」
「あらー?違うんですか?」
「当たり前だ」
「副隊長が実は両方だというウワサも……」
「あ"あ"ん??!!」
「失礼しましたーー!!」
俺の威嚇に逃げ出した部下。
娼館に行ってる俺を疑うとは、と腹立ち紛れにヤツを見れば、周りの騎士の中に眼に色を乗せてヤツを見つめる野郎が幾人か。
まったくメンドくさい、と溜め息をついた。
白の薬師と言われているヤツ。
白は医師の証しだが、薬師でもあり医師も熟すヤツにぴったりな渾名だろう。
医師の薬師、という訳だ。
秘色が陽に透かされ白く光り白い肌と合間り、白の薬師と言われるのも要因の一つだろうと頷ける。
騎士の中には男色もいる。ましてやヒョロイヤツなど片手で制圧できる。ヤツも分かっているのか、厠に行く時は人が居ない時を選んでいるようだ。
貞操観念があるのは褒めるが。
だが逆だ、逆。
ひと気の無いのを狙い案の定、勘違い野郎に襲われた。
暗がりの倉庫に引き込まれる前に阻止はしたが。
「お前馬鹿か?人目を避けるんじゃ無く、人がいるところじゃなきゃ、こうなるんだよ」
暗がりに一人になるな、と助言すれば力なく素直に頷き、俯きながら小声でありがとう、と言うのが聞こえた。
半泣きしているヤツの顔を見て動悸がしたのは多分腹が立ったからだ。きっと。
俺はヤツを医務室に戻し、手を出した馬鹿に扱き……鍛錬しに向かった。
男同士?の絡みって難しい。
それっぽくちゃんと書けてるかしら?
次からは二章になります。
話の進行が遅くてすみません。




