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友達の猫〜第3者の語り〜

作者: ユーフォリア

僕の友達は猫が好き

今でも猫が好き たまにその友達がする猫の鳴き真似がものすごくうまい。

僕はいつも思うんだ…よく猫のこと観察してるなぁって

でも変人なんだ…そんな僕も変人なんだけどね(笑)

だから高校卒業しても友達でいられるんだと思う。


卒業してからしばらく連絡とってなかった友達から連絡がきた。

なんだろうと思ってスマホを見てみると…

「飼い猫が死んじゃった…」というたったこの1行だけだった。

どうやら病気だったらしい。

話しを聞くと何でもおじいちゃんという年齢だったようだ。


僕ば「残念だったね…」としか言えなかった

悲しくないのかと言えば嘘になるなけど何故か対して辛くはなかった。

薄情者と言われても別に構わない

僕は友達と違って人間らしくない変人だから…

友達の方がまだ人間らしい変人だちゃんと「悲しい」って思えるんだもの。

僕は社会人になってから悲しいなんて思わなくなった。

「命あれば死ぬ」「死ぬと悲しくなる」そんなことを当たり前に思うようになったから…

きっと誰もが「普通そうじゃない?」って思うかもしれないけど僕は多分他とは違う感じ方をしてると思う。

だって僕は「生き物は死んで当たり前」そんな風にしか思えないから。それ以上でもそれ以下でもない。

僕本人だって例外ではない

いつ死ぬかなんてわからない

明日もしかしたら車に跳ねられるかもしれない

もしかしたら寝たら目が覚め無いかもしれない

そんなこと一々思ってたら1日棒に振ることになる


どうやら僕の友達は飼い猫の最期に立ち会えなかったようだ…

危ない状態と聞いていたのにも関わらず

友達は生きているうちの1日を無駄に過ごしてしまったようだね。それは残念なことだましてや対象者がいるとなると対象者にとっても非常に残念な最期になってしまったようだね。可愛がってた飼い猫はきっと最期に飼い主に会いたかっただろう…可哀想に

友達も可哀想だよ…大好きな猫の最期に立ち会えなかったんだから…

仕事をもし休んでいたら

親の反対を押し切って実家に帰っていたら…きっと最期に立ち会えただろう。

どんなに「もし」を並べても何も始まりもしないし終わりもしない…永久に「もし」の連続である。

この現実に過去に戻る便利な現象があるわけがないんだもの。


友達の飼い猫へ

いいご主人様に会えて良かったね。

天国で御主人様のこと見ていて下さい。

御主人様の友達より


僕という第3者の語りはここまでにしようか…

ではまた何か機会があればお会いしましょう。


Seeyou

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