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白い空

作者: 二木浜代季

見上げた空は真っ白で。だけど、私の足元は真っ暗で。

私も向こうに行きたいと必死になってもがくけど、何時になってもそこに辿り着く気配はない。

どうしたら、私もあそこに行けるのだろう。考えて、考えて、考え続けた。


私は、跳んでみた。私は、壁を登ろうとしてみた。私は、紐を使ってみた。


私は、沢山の事を試した。けれど、あの真っ白な空へ行く事はできなかった。

そうして、その場に立ち尽くして、まだ何か方法があるハズだと、考えを張り巡らせた。


そして幾日も過ぎ、ようやく私は気づいたのだ。

根本的に違うのだと。あの綺麗な空を飛んでいる鳥の様に、私は成れないのだと。

ここから出ていきたくても、真っ暗なこの世界で這い蹲って生きていかなければいけないのだと。

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― 新着の感想 ―
[一言] 悩み、迷っていた、思春期を思い出しました。 青春時代の1ページ。 そんな読後感でした。
2019/05/06 19:24 退会済み
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