くーるビズ?
やはり、これも夏に書きました…。いやぁ〜季節は早く流れるものデスね(苦笑)
ー古栗鼠商会社員食堂ー
営業古栗鼠「お疲れー。ここの席、いいかな?」
事務古栗鼠「あ、お疲れさまです。どうぞ、あいてま…すぅぅ!?どどど、どうしたんですか、その、あの、格好って言うか、毛皮は!?」
営業古栗鼠「いやー。今流行のくーるビズってヤツらしいよー?昨日、いきなり朝礼の時に塩水用意されててさぁ。いやーホント、参ったよ。どぷん、ざざざってかんじ?どうかな?」
事務古栗鼠「い、やー…。どうとか、こうとか、そう言う問題じゃない気が…。だって、肘から下に毛がないじゃないですか。下半身なんか、フンドシですか?Tバックじゃないですか、お尻ぷりぷり、尻尾フサフサふりふりですよ。しかも、胴体は何だか、びみょー…な縞模様って言うか、水玉ですか?ソレ?」
営業古栗鼠「ん?ああ、これ?こりす先生いわく、なんでも、アーティスティックでミステリアスな感じのストライプって言ってたなぁ…」
事務古栗鼠「…いや、ソレって(確実に、間違いなく、騙されてる…。絶対に、間違えたんだ、きっと何か間違えんだよ、ソレ!)」
営業古栗鼠「んん?どうしたの?」
事務古栗鼠「あ、いや、へ、へー。なるほどぉ…(言えない。駄目だ、言えないよ!確実に騙されてるけど、教えられない!)」
営業古栗鼠「まぁボクも最初は恥ずかしかったけど、意外と涼しいし、今日なんかさぁコレのお陰か、いきなりお客ゲットだよ!世間的にも結構、イケるのかもよ、このくーるビズ」
事務古栗鼠「い、いやー、ボクは内勤ですし…それに、ホラ!室内はクーラー効いてますから!残念だなぁ!いやーはっはっは!(嫌だ!絶対ソレは嫌だ!!何が何でも、そんな格好は嫌だぁぁ!)」
営業古栗鼠「えーそう?残念だなぁ…」
事務古栗鼠「ははは…(止めてくださいよ、そんな目で見るの!絶対に無駄に仲間増やそうとしないで下さいよ!嫌ですよ!?ホント絶対、マジで嫌ですよ!?)」
営業古栗鼠「…いっそ、社員全員やればいいのにねぇ?そうすれば、電気代浮くし、エコだよ?なんて言っても、地球温暖化防止に貢献だよ?」
事務古栗鼠「いやいやいやー。あ、もうこんな時間だ!ボクこれからちょっと急ぎの仕事があるんで!午後も頑張ってくださいね!じゃ!!(営業の皆さん、本当にご愁傷様です…)」
営業古栗鼠「あ、そう?じゃ、またねー。あーあ、結構、くーるビズいいと思うんだけどなー?カッコイイのになぁ」