くだらねえ
くだらねえんだ
お金も、名誉も、頭脳も、美しさも、
なのになんで俺はもとめるんだ?
ましてなんにも持ってやしないのに、なんで俺は失ったんだ?
俺は何十年も生きてきていったいなにがしたかったんだろうか、
そもそも俺は生きてるのだろうかと思うが、そこは確認するすべがねえからどうしようもねえ
天気がいいときは気分がよくって、散歩して、幸せそうな奴を見かけたりしたら、おんなじ気持ちになって
俺はそれだけで十分だ
がんばってる奴がいて、それを応援したくなっちまったり、どうにかして助けてやりてえって、おもってしまう
俺はなにがしたいんだ
俺はなにももってやしねえ
世界を認識してから、それからなにが分かったかっていうと、俺は俺以外のものに縋りたいとおもっているらしいってことだ
母親に縋り、教師に縋り、デキル奴に縋り、自然に縋り
自然はいいなあ
なにもいわなくても、なにかかえしてくれるから
ひとってのは面倒なもので、俺を引き寄せたり、そうかと思えば、いつの間にかどっかへいっちまう
俺は必死に探すが、見つかっても、ちっとも嬉しくねえんだ
ひとは経験から学びそれを活かして成長するっていう奴がいるが、俺が思うに、それは馴れてしまっているからだと思う
なにがいいたいのかっていうと、失敗を繰り返すうちに失敗に馴れて、本来それは失敗であるのに、少しづつ開き直って、それが成功=成長と思い込んでるだけだということだ
ひとは本当に都合がいい
ひとの脳みそは都合がいいっていったほうがいいか
心は痛むのに
痛くて、痛くて、ねじれて、切れそうなのに
それを脳みそが無理矢理もどしちまうのさ
ほんとにひとってのは、なんなんだ?
なにかにあやつられてるのか?
俺はなにがしたいんだ?
こわくて怖くてしかたがないんだ
毎日がいったいなんなのか、わからねえんだ
俺はなにを失った?
この真っ暗な洞穴のような穴はなんなんだ?
すまないねえ、すまないねえ
俺のなにがよくて少年は隣にいたんだ?
わけもわからないが、涙がでてきやがった
洞穴に流れ込んでも、すぐにしみちまって、たまりやしねえ
いっそはいってしまおうか
どうなるかはわからないが、きっと、とてつもなく、
寒いんだろう
いやだな、
はいったら抜け出せないかもしれねえな
俺は結局なにがしたいんだ?
くだらねえ、くだらねえ、