昔、登り棒があったらしい
読みに来て頂いてありがとうございます。
校庭のすみっこに登り棒があったらしい。
昔、首を吊って亡くなった人がいたとかでそこで変なものを見たりする子が多くなって登り棒は無くなったらしい。
昔の話だからそこに登り棒があったことは今の子たちは知らなかったんです。
運動会の時、そこにお昼ごはんとか食べる用にレジャーシートを広げて場所取りをした。
昼になってお弁当を食べ始めたら、なんか気持ちが悪くなってしまってお弁当が食べられなくなった。
親も心配して、とりあえずそこで水分だけ取ってお昼休憩が終わるまで少し寝ていることになった。
目を閉じていたら少し風が吹いてきた。
それからすぐに上からキィキィって音が聞こえるんです。
上には空しかないはずだから「ん?」って思って薄目でゆっくり上を見たら、
空中に透けた靴の裏側が二つ、小さく揺れていたんです。
びっくりして起き上がったんだけど、そこには何もなくって。
でも、具合の悪くなったのはコレのせいかもしれないとすぐに思ったので、飛び起きた僕にびっくりした家族もお昼の途中だったんだけど、お願いだから場所を移動したいとお願いした。
せっかく場所取りしてもらったけど、他にも空いている所もあったので移ったんです。
運動会の後、事情を知って納得しました。
亡くなっても時間が経ってもまだあそこで吊られたままでいるんですね・・・
具合が悪くなったのもアレのせいだったのだと今は分かる気がします。
移動した後、すぐに元気になってお弁当をたくさん食べられたので。
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