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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
5章 芝上の無謀 東日本版

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97回目 遠江・三河・尾張 攻略完了

 何はなくとも、遠江・三河・尾張の三カ国の攻略は終わった。

 これで東日本のほぼ全てが手に入った。

 統治はこれから行っていく事になるが、それほど大きな問題は無い。

 目先の敵はほぼ片付けた。



 これにより敵対勢力との接触面が大きく減った。

 越中・美濃・尾張の三国だけが対立勢力と接するだけで済む。

 その分、配置する兵力を減らす事が出来る。

 陸上ではなく海上を進んで来たら話は別だが。

 それでも、直接の脅威はかなり減った。



 また、ここまで巨大化すれば、残りの勢力との戦争もそう怖いものではない。

 損害は出るだろうが、数で押し切る事が出来る。

 戦って負ける事は無い。

 今までもそうだったが、天下統一まではこれで消化試合となる。



 あとは朝廷への工作を進めていく。

 それによって、様々な権威やらを手に入れていく。

 天下統一の大義名分を手に入れるために。

 軍事力だけでは統一しきれるものではない。

 統治の裏付けになる権威もあると便利だ。

 それを手に入れねばならない。

 その為の工作も進めている。



「とはいえ、暫くは兵力の回復とかもしなくちゃならないけど」

「どうしても時間がかかりますな」

 アツヤとハルヨシは現状をそう考えていく。

 兵力の回復が必要。

 しかし、それだけが問題だと。

「他は上手くいってるし。

 特に何か新しくやり始める必要は無いか」

「急がなくちゃならない事は無いですね」



 ここまで来れば統治も慣れたものである。

 新領土での統治体制も、比較的簡単に構築出来る。

 その為の土台を今まで作り続けてきたのだ。

 それに領地の統合も初めてではない。

 やり方もそれなりに構築している。



「それでは、今まで通りで」

「ああ、そうしてくれ」

 ハルヨシの確認にアツヤは頷く。

「ただ、一人だけちょっと扱いを変えたい」

「と、言いますと?」

 これまでにない事を付け足すアツヤに、ハルヨシは問い返した。



 それから一週間。

 話し合いや調整や書類作業など。

 必要な事をこなして辞令などを作ってから事にうつる。

 目的の人物に対して、芝上の使者が出される。

 アツヤも意向を直接伝えにいく。



「登用……ですか?」

「ああ、そうだ」

 手元の書類とアツヤを交互に見つめる織田信長。

 その二つが提示してきた事を信長は受け入れきれなかった。

「しかし……」

 これまでの芝上のやり方。

 それを考えれば、到底ありえない事である。

「俺を登用というのはいったい」

 ようは生かして今後も用いるという事。

 敵対勢力を根絶やしにしてきた芝上らしくない。

「いったい、どうして?」

 疑問を持つのも当然だった。

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