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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
5章 芝上の無謀 東日本版

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90回目 侵攻開始 信濃・甲斐 3

 芝上勢と武田勢の戦いが始まる。

 芝上勢、2万。

 武田勢、5000。

 圧倒的な兵力差である。

 火縄銃・大砲という装備の差も考えると、まともな戦争にはならない。



 武田勢は次々に撃破されていく。

 善戦はしているが、それだけだ。

 少ない兵力で芝上勢に損害を与えている。

 この時期になると、武田晴信(後の武田信玄)がいるからだろう。

 その才能はまだ若手といえるこの時期でも優れている。

 だが、その才能をもってしても、劣勢を覆す事は出来ない。



 武田勢が出来る事といえば、上手く立ち回って相手に出血を強いること。

 それだけだった。

 侵攻そのものは止められない。

 ただ、相手に損害を与え続ける。

 それだけしかなかった。



 結局、芝上を止める事は出来ない。

 撃退なんて夢のまた夢だ。

 抵抗はするが、それで終わる。

 その抵抗すらも長続きはしない。



 そんな武田に更に悲惨な情報がもたらされる。

「芝上勢、相模・伊豆より駿河に侵攻しました」

 その報告は武田を絶望に落とし込んでいった。



 万が一にも駿河から今川勢が北上すれば。

 多少は持ちこたえる可能性が出て来る。

 しかし、その可能性も消えた。

 芝上が駿河に攻め込んだのならば、もうどうしようもない。

 今川も防衛で手が一杯になる。

「ここまでか」

 誰もがそう思った。



 実際、もうどうしようもなかった。

 甲斐単独では芝上に対抗しようがない。

 仮に甲斐を脱出、今川と合流したとしてもだ。

 それでも芝上に対抗出来るわけもない。

 国力が違いすぎる。



 それでも武田は奮闘し、善戦する。

 だが、局所的な勝利を得られても、全体の勝利はおぼつかない。

 追い込まれ、糧食も尽き、最後には殲滅させられる。

 その流れは決して変わらなかった。



 武田滅亡。

 甲斐陥落。

 甲斐に侵攻した軍勢は、二手に分かれる。

 信濃がそうであったように、1万が残存勢力殲滅のために。

 残り1万8000が南下した駿河に攻め込む。

 合わせて4万近くの軍勢に攻め込まれ、駿河もひとたまりもない。



「早いなあ」

 その様子をみているアツヤは驚いている。

 もう少し時間がかかると思ったのだが。

「ゲームみたいだな」

 戦略ゲームによくある流れだ。

 ある程度国力が高まり、他国との間に隔絶した差ができる。

 そうなると、あとはもう消化試合になっていく。

 圧倒的な兵力で敵を撃破し続けていける。



 その状況になっていた。

 一年で越中・美濃が陥落し。

 一年で信濃・甲斐が陥落した。

 更に駿河も陥落しそうになっている。

 それ以上はさすがに難しいが。



「残りもこんな調子なのかな」

 日本全土の統一。

 それもあっさりと達成出来るのだろうか。

 それならそれでありがたいが。

「戦争が終わるならいいけど」



 小勢力の殺し合いが続く状態。

 そんな戦乱が終わる。

 その為に、一気に各勢力を潰して国を吸収していく。

 その後に、騒動のない状態を作っていく。

 平和や平穏ではないかもしれないが、争いは消える。

 それだけでもいいから、そんな状態を作り上げられる。



「意外と早く出来上がるのかな」

 アツヤとしては、こんな戦乱や争乱が続いて欲しくない。

 早めに終わるなら、さっさと争乱なぞ終わって欲しい。

 何であろうと平和や平穏が一番だ。



 その方が自分が存在し続けられる可能性が出てくる。

 いまだに何でこの幽霊状態が続いてるのか分からない。

 拝んでくれてる人がいるからだとは思うのだが。

 その状態を続ける為にも、出来れば平和や平穏が続いた方がよい。

 拝んでる人間が戦争で死ぬ可能性が減るからだ。



 もし、日本を統一して。

 拝む人間を全土にひろめる事が出来たら。

 その時は、存続が今以上に安泰になる。

 日本が消えない限り。

 その状態を出来るだけ早く作り上げたかった。



 その為にも、芝上を応援していく。

 別に彼らを大事にする必要はないのだが。

 だが、彼らを支援している事で、アツヤを拝む範囲を増やしている。

 今のところ、このような協力をしてくれるのは彼らだけだ。

 彼らがそうやって協力してくれる限りは、アツヤも彼らに協力する。

 そんな協調関係を続けていきたいものだった。



 もっとも、芝上が駄目になった時の事も考えている。

 見込みのありそうな者に声をかけ、拝む者を増やしていっている。

 芝上が駄目になった時の保険として。

 殺し殺されあってる時代だ。

 いつ、どこで芝上が駄目になるか分からない。

 そうなった時に困らないようにしておかねばならないのだ。



 それでも、目をかけてきた芝上が潰える事がないように。

 アツヤも出来る限りの事はしていく。

 さしあたって、今年も豊作になるように、天候操作を。

 それと、邪魔になる人間を祟り殺していく。

 時には、山賊や不穏分子などを発見して、治安機関に伝えてもいる。

 こうした努力の甲斐あって、芝上統治領域は平穏が保たれていた。

 最悪、治安機関などの人が手を降す前に、アツヤが祟り殺す。



 そんな努力の甲斐あって、芝上が統治する東日本は平穏なものだった。

 その範囲を更に広げるべく、芝上も頑張っている。

 関東より西側の地域も統治下に入ろうとしてる。

 京都まで、また一歩近づいていく。

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