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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
5章 芝上の無謀 東日本版

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81回目 他国との関係や交流など望むべくもない

 もちろん周囲も黙ってない。

 様々な事を仕掛けてくる。

 情報収集の為に間者が入るのなんて当たり前だ。

 さすがに機密情報を抜かれる事はないが。

 だが、生活ぶりなどは次々に知れ渡っていく。



 それを見て、様々な工作がなされていく。

 ある者は、内部を切り崩そうと。

 国力を増進させないように停滞させようと。

 当然そういった動きも出て来る。



 同時に、芝上を取り込もうとする者達も出てくる。

 友好同盟や条約を組まないかと。

 あるいは服従すると。

 あるいは従属させようと。

 そんな動きも出て来る。



 東日本を制圧する芝上だ。

 その機嫌を損ねないようにはしたいだろう。

 最悪、服従してでも脅威から逃れようと。

 それは当然の動きだ。



 なお、中には国力差を無視して従属を求める者もいた。

 大半が家柄などを理由にしたものだ。

 芝上が農民からの成り上がりだから、格差を見せれば従うとでも思ったのだろう。

 もちろんそれらは文字通りに叩き出された。

 芝上の殲滅対象として記録されて。



 婚姻・縁組みも持ち込まれた。

 親戚になって取り込もうというところだろう。

 常套手段である。

 これには、

「親戚でも敵対するなら潰す」

としっかりと芝上の方針を伝えた。

 大半の者は、最初冗談だと思った。

 しかし、芝上が本気だと分かると、ほとんどの者が尻込みした。



 通常、親戚にもなれば、身内として甘くなるものだ。

 何をしても大目に見て貰える。

 支援も得られる。

 そういうものになるはずである。

 それが世間の常識だ。



 しかし、芝上にはそんなつもりはない。

 害になるなら身内だとて容赦しない。

 むしろ、身内だからこそ、害になる行為など絶対に許さない。

 敵対するなら、徹底して殲滅する。

 それが芝上の方針だ。

 少なくともアツヤはそう指示している。



「身内ならば誰よりも厳しくなれ。

 守るべき事を誰よりも守り、するべき事を何よりもしろ」

 それが出来なければ、あらゆるものが崩れていく。

 特に身内は、勢力の中心になる存在となる。

 それが自分に甘いなど許されるものではない。

「何より、親戚になるなら芝上の方針に逆らわない。

 これは絶対条件だ。

 これが守れないような連中など、身内に必要無い」

 そう徹底している。



 実際、アツヤはふざけた態度をとった芝上関係者を処分した事がある。

 一度や二度ではない。

 特に芝上に娘を嫁がせた家には容赦がない。

 外戚となって増長する者が出たからだ。

 それらはチヨマツにもその子供達にも処分をさせてきた。

 彼らも身内だからとて甘い対応はしない。

 やらかした者には厳罰をもって対処した。



 そうしなければ、アツヤが霊魂を吸収するから、という背景もある。

 だが、それ以上に彼らも身内である事を盾に悪さをする連中が我慢ならなかった。

 悪さに自分達の家や血筋を使われるのだ。

 反吐を出しそうになるほどのおぞましさを感じた。

 そんな事をする輩を身内にするつもりはなかった。

 身内にいるなら、即座に処分していった。



 こうした事実が伝わるにつれ、芝上との婚姻政策を持ち込むものは消えていった。

 親戚になっても旨みがないなら、無理して付き合う必要はないと判断してだ。

 結局、婚姻に政治を絡めてる、あるいは政治の手段としてしか婚姻が成り立たないからだろう。



「家と政治と婚姻を絡めてるのが悪い」

 現代的な感覚を持つアツヤはそう断じる。

 政治上での繋がりが欲しいなら、婚姻など用いなければ良いのだ。

 約束事・取り決めとして手を組めば良い。

 それが出来ない方がおかしい、というのがアツヤの考えだった。

「それくらい、約束に効力がないんだろうな」

 如何にこの時代の約束・同盟・条約というものがあてにならないか。

 それを嫌と言うほど思い知らせてくれる。



 それもあって、芝上は他国・他家との条約を取り持つ事が出来なかった。

 約束を守る気もない、そうとしか思えない連中ばかりだからだ。

「そんな連中と仲良くなんて出来るわけがない」

 それはそれで不便だが、もうどうしようもなかった。



 ただ、こんな事が出来るのも、他を圧倒する国力あっての事。

 そうでなければ、とっくにどこからか攻め込まれていただろう。

 強いというのは、それだけで大きな利点である。

 その利点を使って、どこまでも好きにやっていく。

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