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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
5章 芝上の無謀 東日本版

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80回目 真面目という悪行を潰すためにも

「娯楽も増やそう」

 生活水準が上昇、安定をみせてきた。

 そこでアツヤはそんな事も提案していく。

「楽しみが無い世の中なんて意味がない」



 戦国の世の中という事もあり、皆が命のせめぎ合いの中で生きている。

 それは仕方ない事だが、それだけでは人生におもしろみがない。

 それはそれで寂しいものがある。

 公家という知識層も取り込んでいるので、そういった方面も拡充していきたい。



 というわけで、古今のおとぎ話などを編纂させていく。

 また、新作なども発表させていく。

 幸い、活版印刷は既に実用化している。

 書物の量産も可能な状態になっている。

 この娯楽を通じて、文物を一気に拡大させるつもりだった。



 これらは文化的な水準をあげるために使うわけではない。

 娯楽を通じて、様々な事を一般人に伝えていくためである。

 分かりやすいところでいうと、『努力・友情・勝利』の三点セット。

 そういった考えを一般人に拡散していくのに使う。



 他にも協力や協調。

 労りや思いやり。

 勧善懲悪に悪事の末路など。

 様々な考え方を世間に広めていく為に娯楽を用いてく。



 おとぎ話でも何でもいい。

 そういった分かりやすい形で、するべき事やしてはいけない事を伝えていく。

 学習と意識する事もなく、人としての道を学んでいく。

 娯楽はその為の手段として都合が良い。



 更にいえば、こうした面白いものを作るものを破壊したくない。

 そう他国の者達に思わせる。

 そういうプロパガンダ────宣伝工作を行っていく。

 相手がこちらに好意を抱くように。

 こちらに攻め込みたくないと思わせるように。

 そういった手段として娯楽も用いていく。



 そうでなくても、読み書きをおぼえる手段として必要だ。

 楽しくなければ人は熱中しない。

 熱中しないものをおぼえる事はない。

 何であれ、身につけるなら熱中してる状態になりがちだろう。

 全てがそうではないにしても、そうである事の方が多いのではないだろうか。



 それもあって、娯楽をとにかくひろめていきたかった。

 娯楽軽視という風潮も無くしていきたい。

「真面目な奴は、娯楽を嫌うからなあ」

 そういう傾向があるように思えてならない。



 真面目をつきつめるとどうなるか。

 間違った事を延々と拡大して繰り返していく。

 その結果は破滅と滅亡になる。

 その良い例が、第二次世界大戦の敗北である。

 根性主義と無駄な努力の果てに自滅するように敗北していった。



 ブラック企業といわれるものも似たようなものかもしれない。

 アツヤが死ぬ前に所属していた会社。

 そこも基本的には真面目なところだった。

 だから誰もがついていけなくなっていた。



「そういうのは無くしていかないと」

 真面目は決してよいものではない。

 むしろ邪悪なものだとアツヤは思っている。

 何事にも、真剣に取り組んでない。

 そう思えるのだ。



 誠実さがない、とでも言おうか。

 たしかに一見すると仕事をしてるように見える。

 しかし、うわべだけなぞってるだけに見える。

 するべき仕事の本質は何か、何が求められてるのかを把握はしていない。

 そういうものには、ある共通点があるように思えるのだ。

 上っ面は取り繕っている。

 しかし、大切なものがことごとく抜け落ちていると。



 その原因がなんなのかは分からない。

 だが、今まで見てきた事を省みると、そう思えてならなかった。

 だから、真面目に至るものを無くしていく。

 その対極にあるものを作っていく。

 真面目な者達が嫌うものを増やしていく。



 それで物事が良くなるのかは分からない。

 しかし、決して悪いものではないとも思うのだ。

 だからアツヤは娯楽を蔓延させていく。

 少なくとも、それではっきりと浮かび上がっていくものもある。

 娯楽を嫌う人間だ。



 そういった者は、軒並み霊魂を吸収していく。

 生かしておいても邪魔になるのは分かってる。

 ならば、先んじて始末していく事にした。

 能力があろうが無かろうが関係ない。



 有能であっても、無理を強いるような輩は必要がない。

 むしろ、害悪でしかない。

 それよりも、凡庸でも無理や無茶を強いない輩の方が良い。

 そういう人間を出来るだけ残すようにしていった。



 こういった事を含めて、芝上領内は大きく変わっていく事になる。

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