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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
5章 芝上の無謀 東日本版

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79回目 朝廷工作の手始めに


 早速、朝廷に接触をはかっていく。

 とりあえず、末端でもいいから公家を領内に呼ぶ。

「文化のない野蛮人ばっかりなので、教養を学びたい」

 理由はそのあたりにしておいた。



 そうやって適当な公家を呼び、有職故実を学んでいく。

 実際に役立つかどうかはともかく、そういったものも今後は必要になるかもしれない。

 それを適当な者に学ばせていく。

 そうして領内で囲いながら、呼び寄せる公家を増やす。



 この時期の京都はかなり荒れている。

 死体がそこかしこに転がってる有様だったという。

 事実はどうなのか分からないが、それならばもっと安全な場所を求めもするだろう。

 そうした者達に手を引いて、領内に住まわせていく。



 また、この時期の公家は困窮してるもの。

 そうした者達に、それなりの館を提供していけば、それなりに喜ばれる。

 更に、身につけた教養をふるう場所を与えれば、それなりに活躍してくれる。

 末端の公家なので、得られる教養は大した事は無い。

 しかし、関東や東北の大部分は、無学な田舎者ばかりの地域だ。

 そんな場所では、末端の公家も立派な知識人扱いをされる。

 まともに暮らせて、尊敬も得られるのだ。



 そうなればわざわざ京都に帰ろうなんて考える者もいなくなる。

 快適な暮らしを捨てたがる物好きはそうそういない。

 そんな者達に更に声がかかっていく。

「もし良ければ、ご友人などをお呼びになっては。

 我らとしても、知識人が増えるのはありがたい」

 その声に従い、多くの者は友人知人に手紙を出しまくる。



『アットホームな環境です』

『三食昼寝付きな職場です』

『今なら初回特典有り』

『紹介者特典も有り』

『こちらに到着時に、紹介者の名前を出すと、更にサービスが』

『今なら、高収入間違いなし』

 そんな内容の手紙があちこちに飛ぶ。



 あからさまな勧誘の手紙。

 しかし、そんな手紙に飛びつく者が多い。

 それだけ困窮してるのだろう。

 得られる待遇が良いというなら、それに飛びつきたくなるほどに。

 そんな末端公家に、アツヤは救いの手をのべさせる。



「そういうのを吸収して、知識層を作っていこう」

「はあ……」

 チヨマツのあとを継いだソウイチロウは困惑気味だ。

「本当に必要なんですか?」

「そのうち必要になる。

 10年後か20年後か分からないが」

「はあ……」



 そう、それだけの時間はかかる。

 だが、不要というわけではない。

 朝廷へのツテを得る為に、とりあえず手近な所から攻略を始める。

 そうして更に上位の者に渡りをつけていく。



 すぐに有力者に届くわけではない。

 だが、こうして公家を引き込んでおけば、それなりに役立つ事もある。

 とりあえず、適当な報酬を与えて、暮らし向きを向上させる。

 そうやって評判をあげていく。

 それが朝廷に届けば、なんらかの反応が出てくるかもしれない。



 そうでなくても、芝上側に立つ公家が増えるのはありがたい。

 それらが様々な場面で行動する事で、影響力を放っていくかもしれない。



 そういった理由で公家を囲っていく。

 とはいえ、彼らの土台である荘園を返しはしない。

 そんな事をしたら、公家が自立自活出来るようになる。

 公家が好き勝手に動く可能性が出て来る。

 それはさすがにやるつもりはない。

 あくまで芝上からの給料という形で禄を与えていく。

 いつでも切り捨てられるように。



 そんな公家の扱いだが。

 当面は、上位の学校の教師など。

 また、文化系の研究院などに放り込む。

 こういったものも発展には必要不可欠な要素になる。

 理数系ももちろん力を入れるが、文化系も決しておろそかにしない。



 こういった活動が、後に東日本の文化水準をあげていく事になる。

 結果が出るのはずっと先だが。

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