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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
5章 芝上の無謀 東日本版

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75/121

75回目 東北攻略戦 3(能力表記あり)

 攻めかかる芝上の別働隊1万。

 それが米沢方面から進出してきた東北勢に襲いかかる。

 突然の事に、それらも驚いていく。

「伏兵か!」



 その通りである。

 芝上の半分は敵の本陣に襲いかかるために事前に潜伏していた。

 それも、軍勢の半分も。

 半分で敵を引きつけ、手薄になった敵を殲滅していくために。

 数で上回る東北勢に対抗する為に、こうするしかなかった。



 陣地に敵を引きつけ、東北勢本陣の兵力を減少させる。

 そうした所に、一気に攻め込み、敵を蹴散らす。

 単純だが、これくらいの策しか思いつかなかった。

 幸い、それはかなり上手くいき、敵はかなりの数が芝上陣地に攻め込んだ。

 残った東北勢の本陣には、半分ほどしか残ってない。



 芝上にとってありがたいのはそれだけではない。

 大名ごとに陣地が分かれていた。

 これは、彼らが一つに統一されてないからだろう。

 あくまで連合であり、指揮系統も完全には統合されてない。

 今回の戦争において、主導的立場の者はいるかもしれないが。

 それでも、本陣を一つにまとめるにはいたってないようだった。



 それを一つ一つ潰していくならどうにかなる。

 全体で2万の兵がいるのはたしかだが。

 それらは各大名の本陣ごとに分かれている。

 その一つ一つにつめてる兵は、最大でも数千といったところ。

 数だけならば、芝上勢と大差はない。

 そこにめがけて芝上勢が進んでいく。



「騎馬隊を前に。

 敵の先鋒を蹴散らせ」

 芝上の騎馬隊が進む。

 この10年で騎兵の練兵も進み、少しは使える集団が出来上がっていた。

 それらが敵に向かって突進していく。

 とはいえ、敵勢の中に突っ込むためではない。



 馬上の騎手は、手にした弓を構えて敵に向かって射撃を開始する。

 それが敵の前方に並んでいた第一陣を倒していく。

 全部は無理だが、隊列を乱す事は出来た。

 そして、機動力を生かして何度か襲撃して離脱。

 その間に歩兵が接近し、崩した敵の前列に突入していく。



「行け!」

 切り崩した敵の第一陣。

 そこに殺到していく。

「このまま敵を食い荒らせ」

 それはもう軍勢への指示というより、山賊の命令のようなものだった。



 そんな指示をする芝上コウジロウは、手勢と共に進んでいく。

 荒っぽい行動と、それとは裏腹な的確な指示を飛ばしながら。





    *** 状態表示 ***



・芝上コウジロウ



基礎能力


 体力: 26


 思慮: 27



統治能力


 政治 46 (思慮26 統治+15 他+5)


 采配 70 (思慮26 統率+36 他+8)



知識・技術


 統治 レベル5 (補正+15)


 統率 レベル8 (補正+36)



    *** 状態表示 ***





 この10年で更に指揮官としての能力を高めている。

 一般人が到達出来る最高値と言って良いほどに。

 その能力の全てを駆使して、東北勢を切り崩していく。



 そのまま大将の所へと向かう。

 この陣にいる敵の指揮官だ。

 それを倒せば、敵の指揮系統は崩壊する。

 その後は残ってる敵の有力者が引き継ぐだろうが。

 少しは時間を稼ぐ事が出来る。



 だが、敵もそう簡単にはやらせてくれない。

 さすがは本陣だけあって、かなりの剛の者が控えている。

 総大将近くには、それこそ手練れ揃いだ。

 そこを突破するのは難しい。



「よし、行くぞ」

 コウジロウはそれを見て、矛先を反らす。

 敵の総大将は狙わず、離脱を開始していく。

「長居は無用だ。

 ずらかるぞ」

 またも山賊のような口調で指示を出す。

 それに従い、芝上勢は敵の本陣を離脱していく。

 途中にいる敵を蹴散らしながら。



「なんだったのだ……」

 敵からしたらそう言うしかない。

 突然あらわれて、いきなり消えていく。

 まるで嵐のようである。

 しかし、その嵐のもたらした被害は大きい。



 本陣の損害は、その後判明するが。

 死傷者1000に及んだ。

 この軍勢はもともと3000ほどだったので、とんでもない大損害となる。

 一回の突撃で被る被害としては異例だろう。



 数にまさる芝上勢を相手にした結果である。

 それでいて、芝上勢が受けた損害はほとんどない。

 一方的な蹂躙といえるものだった。



 そして芝上勢は、次の敵めがけて移動していく。

 途中、火縄銃や石弓の装填をしながら。

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