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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
4章 芝上の無謀 関八州版

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61回目 戦闘を避け、勝利を得るために

 大勢の敵を相手にする事は出来ない。

 戦えば確実に負ける。

 ならば、相手を分散させるしかない。

 だが、どうやって?



 問題はそこである。

 相手もバカではない。

 無意味に分散するような愚行をおかすわけがない。

 ならば、そうせざるえない状況を作り出すしかない。



「こちらの拠点の城。

 そこに敵がやってくるように誘導するしかない。

 それも、いくつにもな」

 相手がそれぞれの城に対応するようにしていく。

 そうする事で、自然と兵力を分散する。

 そういう状態を作り出す。

「乗ってくれればいいが」

 せいこうするかどうかは分からない。

 だが、それ以外に策を思いつかない。



 そのための意見が出てくる。

 やるならどうすればいいのか。

 どうやれば上手くいくのか。

 それを考えていく。

 時間は無いが、限られた時間で最善をつくしていく。



 それらが終わったところで行動に移っていく。

 宇都宮勢の4000が動き出す。



 まず、進撃路にある幾つかの城や砦。

 そのうちの幾つかに軍勢をこもらせる。

 もちろん、全軍というわけにはいかない。

 そこまでの兵力は無い。

 要所要所に配置していく。



 そのため、相手が分散せざるをえない場所。

 そこに軍勢を入れていく。

 とはいえ、守備隊にそれほど多くを割くわけにもいかない。

 せいぜい500が限界。

 それ以上は割り振れない。

 本来の目的に使う戦力が減るからだ。

 それでも、3つの城・砦に軍勢を入れる。



 そうして張り込ませた城や砦で敵を迎え撃つ。

 それも、出来れば同時に敵が仕掛けるように。

 少しは軍勢を張り付かせる事が出来るように。

 選んだのはいずれもそれなりの防備があるところ。

 そこに入れた500の軍勢を倒すなら、その3倍は必要になる。

 これで4000から5000ほどの敵勢を減らす事が出来る……かもしれない。



 相手がどう動くかによるが。

 そうなれば、まだ少しは勝ち目が見えてくる。

 その間に宇都宮勢は相手の後方に移動。

 芝上の補給部隊を叩いていく。



 ここで重要なのは勝つことではない。

 芝上が行動するために必要な物資を喪失させることだ。

 食料がなければ、人は動けなくなる。

 軍勢を動かすために必要な物資を削ることで、相手の戦闘継続能力を奪っていく。

 それが目的だった。



 戦っても勝てない。

 今の状況を考えればそういう結論しか出て来ない。

 ならば、負けないようにするしかない。

 目的は敵の撃退。

 ただし、損害を与えずとも良い。

 むしろ、兵隊は無傷でも構わない。

 それでも撤退させるにはどうするか。

 相手をそこに追い込むしかない。



 芝上が食料の現地調達を始めれば、この作戦は無駄になる。

 食料が手に入れば継続して活動可能なのだから。

 だが、今はこれに賭けるしかなかった。

「上手くいけばいいが」

 不安はあるが、やるしかない。



 宇都宮勢の戦争は、こうして始まっていった。

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