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【完結】死んで幽霊になったと思ったら、戦国時代で神視点?  作者: よぎそーと
4章 芝上の無謀 関八州版

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47回目 神のような力で、悪魔のような所業をなす

「さてと」

 やると決めたのはアツヤは早速行動にうちしていく。

 幸い、必要な成就点は揃ってる。

 拡大した領地の民衆に祈らせてるからだ。

 もっとも、これからやろうとしてる事を考えると心もとない。

 今まで以上の範囲に、

「でもまあ、しょうがない」

 気持ちに踏ん切りを付けて行動していく。



 この時代にやってきてから何故か使えるようになった力。

 神通力と呼ばれるものの一つを用いていく。

 ソウイチロウ達との会話や、人に技術や知識の心得を授けるのとは違う。

 世界そのものに影響をもたらすものだ。



 天候操作に運命操作。

 大げさにいうならそうなるだろう。

 実際、それだけの効果を出す。

 日照りに雷雨などをもたらしたり。

 良くも悪くも運が大きく動いたり。

 そういった効果をもたらすものだ。



 これまでも、田畑の実りをよくしたり。

 洪水や崖崩れが出ないように天候や地質を調整したり。

 国内の状態維持のために力を使ってきた。

 それを今回は全く逆の理由で使っていく。



「こういう事に使っていいのか分からんけど」

 さすがに少しは力の使い方を気にする。

 割と残酷な指示も必要とあれば躊躇無くやる性格なのだが。

 神様まがいの力を、こんな事に使うとなると、さすがに気にする。

 しかし、

「まあ、生きてくためだ」

 それにまさる使い道などない。



 早速天候を操作していく。

 天候を操作し、対象の国や地域に冷害を。

 相模・伊豆・下野・越後に、曇りに洪水をもたらしていく。

 それらによって、作物の実りを悪くする。

 また、これらによる増水で、洪水も増えていく。

 水不足で悩んでるならともかく、そんな天気が続けば最悪だ。

 場所によっては崖崩れなども起こるだろう。

 越後はそのままより厳しい冬になっていくかもしれない。



 その影響は大きく出てくる。

 一人二人の被害で済むものではない。

 何万という人間を巻き込む。

 それどころか、動植物にも影響を及ぼす。

 それだけの事をするのだ。

 自分達が生き残る為に。



「恨んでくれるなよ……って言っても無理だろうけど」

 時間を稼ぐ、相手に回復する余裕を与えない。

 その為だけにより多くを犠牲にしていく。

 どこまでも自分勝手で業の深い事だ。

 だが、気にせずアツヤは力を使っていく。



 効果は確かに大きかった。

 対象とした国では災害が多発。

 その被害にあう者は多数にのぼった。

 しかも農作物の実りも悪く、食料が全体に行き渡る事もない。

 発生した飢饉で、人々が困窮していく。

 その分をまかなう為に、統治者達は買い付けをしていくが。

 それだけではとうてい足りない程だった。



 その結果、強盗まがいに攻め込んでくる所もあった。

 そうでもしなければ食い扶持の確保も出来ないのだ。

 これを予想してアツヤは、防御を固めるように指示を出していた。

 おかげで、悲惨な結果にはならずに済んだ。

 その分、他の国は大変な事になってしまっている。



 アツヤ達芝上に攻め込むのは無理。

 そうなってからの対応は様々だ。

 他の方面に攻め込んだり、関係のある勢力から食料を融通してもらったり。

 それすらも叶わない場合は国内での奪い合いにすらなったり。



 そんな事が上野と武蔵の周辺で起こっていた。

 関東で例外なのは、常陸と安房・上総・下総くらいである。

 現代風に言うならば、茨城県と千葉県だ。

 この地域だけがアツヤの攻撃を受けていない。

「さすがに攻撃してきたわけじゃないしなあ」

 それが手を出さなかった理由である。

 必要なら手を出すが。

 そうする理由が今はない。

「出来れば、この先もそうであってもらいたいけど」

 どうなるかは今は分からない。

 神通力で未来を見るには、成就点が全然足りないのだ。



 ただ、こうした働きかけにより、敵は衰弱している。

 他に手を出す余裕はなくなった。

 あと何年か続ければ、取り返しがつかなくなるだろう。

 回復に10年20年とかかるほどに。

 それだけ時間があれば、アツヤ達も体制作りが出来る。

「がんばらないとなあ」

 そう言ってアツヤは、今後を考えていく。

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