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ダルマサンの出来上がり  作者: 荒木空
修行編
20/34

復習


 

俺がエイリークさんの死に際を見て、その後処理を押し付けられてから1年が経った。


 あの日の翌日、部屋から出てフェルトさんに会うと「あれ?いつの間に白髪なんか生えたの?」と言われた。

 これが何を意味するのかわからないが、取り敢えずその白髪の事は置いといた。


 そしてその日から本格的に修行が始まった訳だが、一言で言って何度も死に掛けた。


 まず魔力関連。俺が斬属性の魔力を扱える事は皮のような物を抜け出したあの時からわかりきってる事だが、まずはその斬属性の魔力を無意識下で使えるレベルに昇華しろというのが最初の課題だった。

 この斬属性の魔力、その特徴故か日常的に纏うと物凄く生活が不便だった。まず扉のドアノブを握った時。この時、ドアノブを回した時の手の動きに沿ってドアノブが削れたのだ。それだけで非常に生活に支障が出る。勿論扉は開かなかった。

 次に食事を食べる時。全ての食事や食器は俺の手の形に触れたところから切れて行った。まるで食器や食べ物が柔らかパンなどの生地で、俺の手がその生地から形を作るための型のように。

 他にも困った事は有った。服は全て切れて着れなくなり、床は地面に着くまで際限無く底が抜け、ベッドではまさに俺の体の形に沿って穴が開いた。


 この件で何度もフェルトさんに殺され掛け、何度も精神的にも社会的にも死に掛けた。もう一度やれと言われても、絶対やらない。

 流石に怒られまくりで生活が出来なかったから、難易度をもう少し低くして欲しいとお願いしてみたところ、「あ、普通のちょっと大変なコースに変更する?今ならまだ間に合うよ」ととても良い笑顔で言われた為、俺は色々な意味で死ぬ気で頑張った。

 でもお願いしてからは魔力を封印する犯罪者に付ける用の『魔力抑制具』で魔力を極端に減らされた状態で生活しなければならなくなった。

 ただ、そのおかげでこの1年で無意識に全てを切り付ける事はなくなって、斬りたい物を切れるようになったから、成長したように思うし無駄ではなかったとも思う。


 次に体の方だが、常に斬属性の魔力を纏って走らされた。そしてフェルトさんと戦わされた。

 まず体力作りとして走れと言われた事には納得した。でもその走るときに、5歳児の子供の全身に、体が隠れるほどの量の重りを付けて走れと言うのは胆が冷えた。

 しかもある程度慣れたり、成長して隙間が出来れば重量は増して行くばかり。

 体は常に重く、トイレもマトモに出来なかった。生家ではボットンだったが幸いここのトイレは洋式トイレだったんだが、そのトイレも座るだけで肩で呼吸するほどしんどかった。

 これに加えて、へばって床に何も出来ずに過呼吸で大の字になりながら寝ていると、魔術が飛んで来る。フェルトさん曰く、「どんな時でも生き残らなければ死ぬよ」と言われて笑顔で魔法を放たれた時には、正直殺意が湧いた。

 ただそのおかげか、斬属性の魔力の使い方も魔力そのものの使い方も、対人戦の技術も上がったから良かったように思う。でも半年前からあらゆる武器の練習まで始まって、これまた犯罪者に付ける用の『身体能力抑制具』というのを付けられてやらされたから、肉体的と精神的に死に掛けた。


 取り敢えずフェルトさんの修行というのは、全て『死ななきゃ良い』精神下行われたから、そういう意味では何度も修羅場を潜り抜けたように思う。


 他にもこの1年で色々やった。

 座学の勉強や、何故か薬や毒の知識を勉強させられたり、裏ギルド内でフェルトさんに協力的なギルド員達によるかくれんぼや鬼ごっこ。はたまた鍛治や道具作成なんかまでやらされた。

 およそ5歳児が経験するような物ではなく、その上色々な事を詰め込まれて唯一の休憩は食事中と就寝中だけだった。その間も奇襲されたり殺され掛けたりしたから、本当に気が休まる事がなかった。


 だからかもしれないが、俺の今の髪の毛は半分以上が白髪になっていた。


 いくら中身が精神年齢31歳のオッサンとはいえ、6歳児相手にあの人達は色々やり過ぎだ……。


 他のギルド員さん達については追い追い。


 あ、でも、1人だけ。

 リューシュンさんは、確かにエイリークの言ってた通りフェルトさんの命を狙っていたが、それは愛故だった。

 つまりリューシュンさんはヤンデレさんだった。


 ヤンデレという単語とヤンデレという単語の意味を知っていたからこそ、俺はその事を知ってからリューシュンさんは苦手だったりする。

 だって、少しでも周りに人が居なければすぐにフェルトさんの事を惚気て、聞き流したり聞いてなければ殺されそうになったんだ。それに元々ヤンデレという物に苦手意識が有ったのだ、苦手にもなる。



 さて、そんな1年を過ごし、今日は俺がこのギルドに来てちょうど1年の日だ。そんな日に、俺はフェルトさんに裏ギルドの訓練所に来るように指示されていた。


 「さぁて、フェルトさんはーっと」


 訓練所に着き、中を見渡してみてもフェルトさんが居る様子は何処にも無い。


 …………ということは。


 俺は意識を集中して、周りの気配に意識を向ける。

 こういう時のパターンは大きく分けて2つだ。1つは純粋にまだ居ないパターン。これならかなり、油断は出来ないが気は楽になる。

 しかしもう1つのパターン。実は隠れてて俺に暗殺ばりの奇襲を仕掛けようとしているとき。


 流石にガチな暗殺攻撃はされたことはないが、今の俺が反応出来るスピードや技の少し上辺りの力で仕掛けて来て、避けれなければ否応なしに何処かを切られる。

 これが首の時も有るから、必死に気を配らないと駄目だ。


 意識を集中して、フェルトさんか誰かが周りに居ないかをとにかく捜す。

 気配の感じ方はひたすら叩き込まれたからもう身に付いているが、それでもまだまだ我ながら甘い。


 いつの間にか、首を冷たい何かでトントンと叩かれた。


 「意識集中し過ぎ。だからこんな簡単に背中を取られる」


 「…………まだそれは苦手だと言っただろ」


 「苦手のまま終わるなら良いけど?」


 またこれだ……。俺が何か反論すると、すぐに地獄のようなコースを止めるように持っていくような会話を入れる。フェルトさんのこういうところは本当に苦手だ。


 「な、訳ないだろ……。


 それで?今日はどういった意図で俺は呼ばれたんだ?普段ならこの時間は座学の時間だと思うんだが?」


 「その座学とも関係している事を話をするためにここに来てもらったんだよ」


 そう言って、俺の首からナイフを当てるのをやめてそれを仕舞うと、肩を竦めて「本当はもう少し後の筈だったんだけどね」と言いながら、俺に透明なフィルムのような物を渡してきた。


 「これは?」


 「まぁまぁ、何でも良いじゃん。ほら、触って魔力を込めてみて」


 いきなりの物言いを怪訝に思いながら、でも結局意味が有るんだろうと思って、魔力を込めてみる。

 フェルトさんはなんだかんだ現実主義者で完璧主義者だ。そんな人がこういう時、無駄な事をする筈がない。


 そういう根拠の下、言われたみたいに魔力を込めてみると、緑と紫が混ざったような色になった。いや、緑の方が濃いか。


 「なるほどなるほど。そういう感じね」


 「なぁ、これはいったいなんなんだ?」


 「ん?あぁ、ソレね。今は気にしなくて良いから、先に座学の勉強をしておいで。これについては今日の戦闘系の訓練の時に話す」


 それだけ言って、フェルトさんは訓練所から出て行った。


 なんだったんだ、いったい……。


 意味のわからない事をやらされて、説明もなく一方的に話を終わらせてきたフェルトさんを訝しみつつ、俺は急いで座学の教師役の人の許へと急いだ。




 ☆   ☆   ☆




 座学の教師役の人の部屋の前に着き、ノックする。


 「すみません、遅れました」


 「フェルトさんから聞いている。早く中に入れ」


 「わかった」


 扉を開け中に入ると、そこにはグラマラスな体をした美女が居た。


 「フェルトさんから連絡来てたのか。ならメアリー先生、俺が渡されたこれ、何かわかるか?」


 俺は俺の座学の教師役、デュアルフェイスのメアリー先生に先程魔力を込めて変色したフィルムのような物をピラピラさせながら見せた。


 デュアルフェイスのメアリー。通称メアリーまたはメアリー女史。

 彼女を一言で表すのなら『天才』の2文字しかないだろう。

 彼女の経歴を彼女前でフェルトさんに聞いたとき、彼女はただ「私は私のしたいことをしているだけだ」と言った。どういうことかフェルトさんに聞くと、概要はこうだった。


 『今の時代の文化レベルの母であり、全ての技術や生活環境を100年以上前に進めた天才』


 詳しく聞いてみると、どうやら魔術関連の現在この世界に有る全ての技術や考えを産み出したのが彼女なんだそうだ。しかも、今も様々な物を産み出している。

 俺が来てから産み出した物はなんとラジオだ。

 俺がフェルトさんや彼女にラジオの事を話した訳ではない。彼女が1から考え、1から組み立て、この世界に有る全ての国、全ての街や村にこれを設置するだけの量を造った。

 構造は送信機たる大元の装置をそれぞれの国の王城に、それ以外の俺も知ってるラジオをそれぞれの国の街や村に置く。国の重大発表や定時連絡に至るまでの全ての情報を、読み書きの出来ない市民にも知らせるという画期的な物だ。

 まぁ、俺からすれば知ってる物では有るのだが、知っている俺が作るのと、全く知らないメアリー先生が無から作るのとでは難易度やそこに行き着く道のりは天と地以上の開きが有るだろう。


 そんな時の天才が何故この裏ギルドに居るかと言うと、彼女は目的を達成した後の自分の発明に関しては無頓着なのだ。1度それで、彼女の作った物の権利を巡って戦争にまでなり掛けた事が有るらしく、そのような経緯から先代の裏ギルドマスターが「じゃあ、俺が預かろう。そうすればテメー等、黙るよな?な?黙らないなら黙らせるぞ」と交渉した、という経緯で彼女は裏ギルドに所属している。彼女が所属してからというもの、彼女の作り出した物の販売税はこのギルドの財政を潤わしているとか。


 そして何を隠そう、そんな彼女がこのギルドに入ってまだ10年も経っていない。しかも当時の彼女は10歳だったそうだ。

 この話を聞いた時は驚いた。真の天才とはまさに幼少の頃からその天才ぶりを発揮するのだと。


 それから10年経つのだから、現在の彼女の年齢は20歳だ。

 20歳でこの体は前世ならみんなが羨みどうしても目で追ってしまう物だっただろう。

 ただこの世界では彼女は既に行き遅れ間近である。


 この世界での女性の結婚適齢期は早くて15歳、遅くて21歳だ。それを過ぎれば行き遅れと言われるらしいが、本人はその事を気にしていない。むしろ男など邪魔だとさえ考えている。

 体型はとにかくボンッキュッボンッのグラマラス体型。髪は藍色で後ろ髪を結っている。顔も整っており、右の目尻には泣きボクロが有る。

 服装は一昔前のキャリア・ウーマンの社長秘書の服装、と言えば良いだろうか。

 とにかく全体的に『エロい』お姉さんだ。


 本人に自覚は無いし、俺も子供だからそういった感情が芽生えず真剣に学べるのは本当に良かったと思う。


 「あぁ、ソレか。ソレは私が2日前に完成させたまだ何処の国にも発表していない新しい魔道具だ。

 詳細についてはフェルトに口止めされてて言えない。本人から聞け」


 「その本人が教えてくれなさそうなんだが?」


 「その時は聞きにくれば良い。新しい物を個人単位だったとしても広めないというのなら、私も奴の言うことを聞く理由は無いからな」


 彼女がこのギルドに居るのは前述の通り先代の裏ギルドマスターが彼女を預かったからだが、俺とは違い彼女はフェルトさんやリューシュンさんのようなこのギルドの運営側の人間で、運営側の契約を行っている人物なのだ。

 俺や俺が初めて人を切った相手であるエイリークのような者は、言うなれば派遣社員や派遣のアルバイトをしている者だ。対して彼女達はその派遣会社の運営側、という例えをすればわかりやすいかもしれない。


 そんな運営側の契約は1人1人違うと聞いているが、今のメアリー先生の口振りから察するにフェルトさんが俺に広めないというのは彼女との契約違反になるのだろう。


 それなら今は、我慢しておくか……。


 「わかった、今は聞かない。フェルトさんから聞けることを願うよ」


 「そうしてくれ。では、始めようか」


 話をそこそこに、俺はメアリー先生に色々と教えてもらう。

 といっても今日は復習だった。


 まずこの世界の生活水準はあの村に居る時に知った事とほとんど同じだった。生活水準は変わらず、文化レベルだけがメアリー先生の手で進みまくってる感じだ。

 次に通貨。これは裏ギルドが絡んでいるらしく、全ての通貨を1つの物にしたらしい。名前はメタ。前世の単位を表すペタと音が似ている。1メタが前世の日本の100円に相当するみたいで、1メタが鉄で出来た貨幣である鉄賀。100メタが銅で出来た貨幣である銅貨。1000メタが銀で出来た貨幣である銀貨。そして10000メタが金で出来た貨幣である金貨となっている。

 全く関係無いが、出世払いということで俺は月に100メタ、銅貨1枚をお小遣いで貰っている。


 お小遣い制度とか久し振りだ。


 1年は前世と比べると月数は多く、1シーズン4ヶ月の16ヶ月。それぞれ春に相当する季節が土の季節。夏に相当する季節が火の季節。秋に相当する季節が風の季節。冬に相当する季節が水の季節となっている。


 識字率は相変わらず低い。しかし言語は万国共通のようで、これも裏ギルドが通貨と同じ理由で統一させたのだとか。


 裏ギルド、どんだけ色んな国に関わってんだよ……。


 そしてここまで復習したあとは、次にそれぞれの国の復習へと入った。


 まず俺が生まれた国であるアトラス王国。

 この国は良くも悪くも平和な国らしい。裏ギルド調べによると、基本的に外敵である魔物や外国からの攻撃が無い限り飢えることはなく、他国と比べて飢餓による死亡率が1番低いらしい。ただ逆に、生活はあまり変わらず、毎日同じことを繰り返すだけのような国なんだとか。そして変化を恐れて拒むから、冒険者や傭兵は定住する事はなく、また冒険者や傭兵を目指す若者が増える為、この国は他国から冒険者や傭兵を排出する国だと考えられている。


 次にお隣のリョーリョン帝国。

 この国は軍事国家らしく、強さこそ全てという思想が強い国らしい。特色としては強さを追求する事から武器などにも拘りが有るようで、品質の良い武器を低価格で手に入れる事が出来る事から、新人冒険者や代えの武器用として傭兵達からとても愛されているらしい。

 そして何より彼等がこの国に惹かれる理由は武器だけでなく、この国で武勲を上げれば、つまり何か大きな功績を残せば、直ぐ様アトラス王国で言う貴族に昇進する事が出来るらしい。まぁ、昇進目指す者は絶えず多く居るらしく、倍率は物凄く高くて昇進するのは1部の者だけらしいが……。

 あ、それと、この国は汚職にとても厳しく、裏ギルドが最も警護依頼と抹殺依頼が来る国らしい。

 俺の初仕事もこの国になりそうだ。


 アトラス王国とリョーリョン帝国に接敵するような形で存在するのがビューレ王国。

 この国は鍛治や道具類の生産が世界1位の国で、メアリー先生の故郷でもあるらしい。先程メアリー先生との会話で出た魔道具というのも、メアリー先生が興味を無くして作らなくなった便利道具の量産を含めた全てこの国から生産されている。その為オーダーメイドな武器や魔道具を求める者は(こぞ)って向かう国だ。

 実はこの国、扱う物が物だけに商業も盛んかと言われると、実はそんなことはない。というのも、冒険者や傭兵や商人達が身内へ贈るなどの個人で依頼する分には作り手達との契約で済むのだが、20を越える発注を依頼すると、なんと国が出て来る。つまりこの国の運営は、全て王族とそれに連なる者達だけで執り行われてるという、なかなか出来る事じゃない運営をしているらしい。

 これ等の事から、この国は職人の国と認知されている。

 ただこの国はとても小さく、地球のバチカン市国程度しか無い。まさに、職人だけが集まる国だと言えるだろう。


 他にも、テーラ神教国やらキューロ煌帝国など色々と有るが、それは今の君には関係無いと名前しか教えられていない。

 それでもこの世界の国の配置や国の数は大雑把にわかった。


 今この世界『イーラ』にある俺が生まれた国のある大陸の名前を『モーダォ大陸』と言い、日本人には発音しにくい名前をしている。

 アトラス王国はこの大陸の中央、その北西にあたる場所に在り、その右隣にリョーリョン帝国が在る。リョーリョン帝国の下にはキューロ煌帝国が在り、キューロ煌帝国とアトラス王国に面している部分に在る国がテーラ神教国。これ等4ヶ国全ての中央に存在するのがビューレ王国となっている。

 リョーリョン帝国やキューロ煌帝国の向こう側にも国が在るらしいが、ソコはまだ教えられていない。


 先程述べた4ヶ国、いつ戦争をしてもおかしくないこの国達を裏で纏めているのが我等が裏ギルド、そのギルドマスターであるフェルトさんだというのが、どれだけこの世界でこのギルドがヒエラルキーが上なのかを物語っている。


 そして魔道具とは、この世に有るありとあらゆる物に魔術陣を描いて、能力が付与された道具の事を指す。これは武器や防具、桶や包丁、果てには服などの布にまで多種多様な魔術陣を刻むことが出来る物が対象となる。

 魔術陣とはこの世界での魔方陣の呼び方だ。

 これについてはあれやこれやとメアリー先生の得意分野ということもあり他の物より詳しく説明されたが、正直頭に入ってない。彼女の魔道具関連の説明は、全て専門用語ばかりで作った事もなければ専門用語だけで説明された俺が、全てを理解出来る訳がない……。



 以上の事を、約1時間から1時間半ほどの時間を掛けて復習した。


 「うん。毎度思うけど、ジャック君の記憶力は私に迫る物がある」


 「何度も言ってるけど買い被り過ぎだっての。


 じゃあ終わったし、次は改めて訓練所に行ってフェルトさんに扱かれて来るわ」


 「フフ、死なないようにね。あ、死んでも安心して。ちゃんとあなたの残った体は再利用するから」


 「…………そういえばメアリー先生、天性発明家でもあるけど天才マッドサイエンティストでもあったな……」


 「? 何か今言った?」


 「何も言ってない。じゃあな先生、またな」


 「君ならいつでも大歓迎」




 メアリー先生との勉強会が終わった為、次に俺は先程行った訓練所へと向かった。



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