34、悪魔召喚
世界の時間が停止し、目の前にカラス頭の男が現れる。
執事服を着て、背中からは真っ黒な翼が生えている。
「迷宮で会って以来だね。それで、やっと僕と契約してくれるのかい」
「あぁ、契約してくれ」
「では仮面を出してくれ」
俺は仮面を出すと、仮面は空中に浮かび上がり男の両手から炎が出現する。
炎からは鳥や異形の存在が産まれ、仮面に吸い込まれていく。
完全に吸い込み終わると仮面は手元に戻ってくる。
「これで契約は完了だ。さぁ、行ってこい!」
その瞬間、また時間は動き出す。
俺は仮面を被ると背中から巨大な翼が生える。
「来い!」
翼から羽が数枚抜け落ち地面に触れると、黒い光の柱が現れ中から異形の化け物達が現れる。
「夜月様、ありがとうございます。私達悪魔は夜月様に感謝します」
「こんなに貰っちゃっていいの!」
「ゼナ、夜月様に失礼よ」
魔法で呼んだ3人の女悪魔がやって来る。
「確かゼナとユラ、ミラだったか?」
「夜月様、私達の名前を覚えていてくれたのですね!ありがとうございます!」
ミラは涙を流しながら感謝をしてくる。
「夜月様、本当に貰っていいの?」
「いいぞ。だが、聖騎士以外の魂は奪うなよ」
「はい!皆にも言ってあるので大丈夫です」
「なら行ってこい!」
悪魔達は聖騎士達に襲いかかる。
ゼナ、ユラ、ミラは槍を聖騎士達に突き刺して殺していく。
他の悪魔達は、魂を引き抜いたり解体したりなど様々な方法で聖騎士達を殺していく。
約束通り聖騎士以外は襲っていない。
「ゾル、何とかしろ!お前の力ならば簡単に」
「さっさとあの世に行け」
「ぎゃああああああああああああぁぁぁ!」
爺がゾルの元に走るが、すぐにまわり込む。
俺は手に黒い炎を纏わせ爺を掴む。
炎は爺を包み込み、灰も残さず消し去る。
「今度はお前の番だ」
「ふざけるな!僕が本気を出せばお前を一瞬で殺せるんだ!くらえ!」
ゾルが何かを出した瞬間、炎が焼き尽くす。
「くらえ!くらえくらえくらえくらえくらえくらえ!くらえぇぇぇぇぇぇ!」
ゾルが何度同じことをしても、炎が全てを焼き尽くす。
ゾルの顔には絶望の表情が張り付いている。
「この化け物があぁぁ!」
最後は炎に一瞬で焼き尽くされ、呆気なく死んでいった。




