23、気の向くままに
消えていた部分を治しました。
あれから2日がたった。
あれ以降森は特に何も起きていない。
月狐族の人達はすっかり回復して、村の再建をしている。
ソフィは俺達と一緒に来ることになった。
ドラゴンと戦闘した話を聞いた俺は、ソフィにスナイパーライフルに似た銃を使わせてみると、的を撃ち抜き問題無く使えているので渡した。
一優はやっと大剣になれてきたと嬉しそうに話していた。
ソフィラはポニポニと一緒に遊んでいるが、ポニポニが5匹に増えていた。
実は昨日から俺達の所に野生のグランスライムがやって来ていて、逃げないでソフィラと一緒に遊んでいたのでテイムした。
今もソフィラの周りにいるので、いざという時は彼らに守ってもらう事にしている。
そして、残して置いたあの玉からはネーロと同じナイトメアが現れた。ネーロと見た目が違く体は白く瞳は蒼く輝き、たてがみや蹄は翠の炎が纏っている。
俺はブランと名付け、ネーロと一緒に置くとすぐに仲が良くなった。
「それでは俺達はもう行きますね」
「じゃあね」
「また来るよ」
「はい、いつでも来てください。私達はいつでもあなた達を歓迎します」
俺達は月狐族の人達と挨拶を済ませ、移動を開始する。
次は何処に行こうか。
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「それは本当なのか!」
「フランク兄様が死んだなんて……」
あれから何とか帝国に帰還した私は、フランク様の死亡並びに黒骸騎士団など多くの騎士団が壊滅した事を報告した。
「それが本当なら厄介だ」
「あの獣達に手を出せないわ」
「心配しなくても大丈夫です」
「おぉ、ブライ将軍」
私が振り向くと、1人の男が立っていた。
彼は2年前に帝国にやって来て、当時の三剣の2人を殺しその実力をかわれ今の地位に着く。
その見た目や性格で帝国内で人気なのだが、私はどうしても好きにはなれない。
「その様な者がいるのは私も驚きましたが、我々には最強の騎士団に将軍がいるのです。その者が帝国に手を出そうならその首をこの場に持ってきましょう」
「おぉ、頼もしい」
「そうでした。まだあの方がいるんでした」
「彼女がいる限り帝国に敗北はありえない」
「フフフフフ」
「あら、いい事でもあったの?」
少女が嬉しそうに笑っていると女性が後ろから抱きしめてくる。
「オルガーナとの戦争を見に行ったとき、見つけたんだよ。私の運命の人を」
「本当に!?どんな人なの!?」
「見た目は女の子ぽくてね。強くて、とっても優しいんだよ。
それで、私と同じ英雄なんだよ」
「おーーーーー!嘘でしょ、見たい私も見たいよ!今その子何処にいるの!」
「昨日行って探したんだけど、いなかったんだよ。でも、何だかねすぐにまた会えるきがするんだよね」
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「それで儀式には間に合いそうか?」
「いえ、相手の抵抗が激しくこのままでは国外に逃亡されます」
「分かった。では、時間を稼げるだけ稼ぐんだ。
それから後は私に任せろ」




