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落ちこぼれは伝説の女神と契約する  作者: 黒神レイ
二章 帝国と月狐族
17/47

16、恋する女神

更新しました。

1部消えていたので、書き直しました。

「逃げろ!」

「来るな!来るな来るな来るな!」

「やめろ!お、俺は貴族なんだぞ!」

「こんな化け物がいるなんて聞いてねぇぞ」

「死ぬんだ、みんなこの化け物に殺されるんだ」


悲鳴があがる。

仲間が助けてくれと叫ぶがみなそれを無視して走っている。

帝国の三剣の1人である俺も必死に逃げていた。


「何なんだ、あれは本当に人間なのか!?」


勇者やエスペラントの騎士エグリットなど強い者達を多く見て来た。

だが、あの男はその者達を遥かに超える力を持っている。

男の姿が現れただけで濃厚な殺気が満ち、見たことも聞いたことも無い魔法で25000人の仲間が跡形も無く消えた。

たった1人の男の魔法によって、全勢力の半分の人間が殺された。

俺達は逃げた。

こんな化け物に勝てるわけが無い。

そして、俺達は犠牲を出しながら拠点に辿り着いた。


「ゾルゲ将軍」

「フランク様!急いで撤退の準備をしてください!

奴は人間の姿をした怪物です!」


「見つけたぞ」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


レイン達と別れた俺は、帝国兵達を始末しながら元凶を探していた。

途中、他の帝国兵より強い奴が走っていたので後を追っていたら見つけた。


「フランク様、お逃げください!」

「そう怯えるな。我々にはまだこれがあるのだから。

いくらその男が強くても勝つことは出来ない」


フランクと呼ばれる男は1つの玉を懐から取り出し魔力を注ぐ。

すると玉が砕け散り、代わりに1体の魔物が現れる。

漆黒の鎧を身に纏い真っ赤な直剣と盾を持ち、眼孔には紫の炎が燃えている。


スケルトンエンペラー(特異種) レベル.128

性別:雄

年齢:1028才

筋力:150000

体力:240000

耐性:208000

敏捷:204800

魔力:0

魔耐:408500

スキル

魔法無効・完全属性耐性・魔力感知・気配感知・気配遮断・王の資格・剣術・盾術・吸収・魔眼・見切り・縮地・鉄壁・金剛・剛力・不動・剣聖・呪殺・古の呪い・狂化


強い。

この魔物はハルスメルスよりも強い。


「素晴らしい。これがSランクの魔物か。

こいつさえ居れば、私は……」


スケルトンエンペラーが剣を抜いたと思ったら、フランクの首が斬り落とされる。

その瞬間、俺はスケルトンエンペラーの左腕を斬り粉々に粉砕する。


「おい、俺の獲物を勝手に殺してんじゃねえ」

「グシャアアアアアアアアアアアア!」


スケルトンエンペラーは雄叫びを上げ斬り掛かる。

しかし、それよりも早く俺は斬った。

スケルトンエンペラーの体が縦に真っ二つに別れる。

そしてスケルトンエンペラーは体が崩れ、塵となって消えた。


「確かにハルスメルスより強いが、迷宮いた奴の方が強いな」


俺はフランクの首を掴み、近くにいた帝国兵に投げる。

兵士は首を受け取る。


「今回だけは見逃す。早くその首を持って帝国に戻れ!」


その瞬間、帝国兵達は一斉に撤退を開始した。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



「この男は存在していけない!」


水晶で戦いの様子を見ていたモルドーは恐怖を感じていた。

今まで英雄を何人も見てきたが、空風夜月の強さは異常だった。


「空風夜月。

急いで始末しなくては危険だ。

早く、あの御方に伝えなくては」

「でも、その前に君は死んでしまうんだよ~♪」


モルドーは振り返るとそこには、1人の少女が微笑んでいた。

年齢は16歳程で、髪は短く銀色に輝いている。

まるで完璧な美の存在の様な少女だ。


「夜月くん凄かったでしょ。

頑張って彼を連れて来たかいがあるよ」

「女神ヨルティア、お前は空風夜月を知っているのか?」

「数年前に初代勇者を召喚した世界を覗いたとき、偶然夜月くんを見つけたの。

私は今までいろんな男を見たけど、何故かは分からないんだけど夜月くんに私は惹かれちゃったのよ。

夜月くんは向こうの世界では殺人鬼で、夜月くんの大切な人達に悪意が向けられると夜月くんはその関係する者全員を殺しちゃうの。

それで夜月くんは何事も無かったかのように、日常に溶け込んでいくの。

それから私は暇になると夜月くんのことばかり見てたの。

私も大切な人の1人になりたい。夜月くんの側にいたい。

そして気がついた時に私は、夜月くんの側にいる人達に嫉妬して羨ましく思ってたの」


ヨルティアは頬を真っ赤に染め、恥ずかそうに話す。

その姿は女神ではなく1人の恋する少女だった。


「それで夜月くんを女神の権限使って強制的に連れて来ようかなとか考えてたら、召喚魔法の儀式を準備しているのを感じたの。

それで急いで対象を夜月くん達にしたの。

あっ、そろそろみたいだね」


その瞬間、突然現れた鎖がモルドーを縛る。

背後に巨大な門が現れる。

扉が開き中から真っ黒な腕が何本も伸び鎖を掴む。

モルドーは必死に足掻き何度も叫びながら、ゆっくりと門の中に消えていった。



「待ってて、夜月くん♪」






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