表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
落ちこぼれは伝説の女神と契約する  作者: 黒神レイ
二章 帝国と月狐族
15/47

14、堕ちた勇者

レイン達が闘います。

「来たね」

「夜月の言う通りだな」


早朝。

まだ薄暗い中を武装した人間が、こちらに向かって進行していた。


「戻って、街の人達を避難させてください」

「分かりました。

ですが、本当に宜しいのですか」

「あなた達が一緒だと逆に邪魔で闘えない」

「私達は夜月が来るまでの時間稼ぎです」

「俺達に任せて、早く行ってくれ」

「すみません」


そう言って、影狼族の兵士が中に戻る。


「セリスちゃん、やちゃって」

「分かった。サンダースピア」


セリスは両手を前に出すと幾つもの巨大な雷の槍が飛んでいく。

槍は着弾すると爆発し、兵士を吹き飛ばす。


「さぁ、始めるよ」




「くっ、何が起きたんだ!?」

「敵が攻撃してきました。多数の兵士が殺られました」

「敵の規模はどれくらいだ」

「5人です。そのうちの1人が魔法でこちらを攻撃しています!」

「奴隷共を使え。奴隷共を盾にして攻撃するんだ」




「レイン、奴隷になってる獣人が攻撃してくる」

「獣人は殺さないで、無力化して」

「分かった」


セリスの袖口から布の様な物が幾つも出ると、飛んでいき獣人だけを縛り無力化する。

無力化した獣人をソフィとティアが回収する。

飛んでくる魔法や矢は、レインが全て落とす。


「一優さん、行ってください」

「はい」


一優が大剣を抜くと帝国兵達に斬り掛かる。

盾や鎧ごと兵士達の体を真っ二つにしていく。


「まずは、戦士を狙え!魔法職は後だ!」

「数で押しつぶすんだ!」

「魔法を撃て!」


レイン達から一優に狙いをさだめ攻撃をする。

しかし、一優には全く効いていない。

それどころか、力どんどん増していく。


「クソ、化け物め!」

「何故だ、何故攻撃が効かないだ!」

「ぐぁあああああああああ!う、腕が俺の腕が!」



「おいおい、大丈夫かお前ら」



その声は一優がもっとも知っている奴の声だった。

そして、そいつは何も無い所から現れた。


「勇也が何でいるんだ」

「一優か。俺は今、帝国に雇われてるんだよ」


「勇者様、お助け下さい!」

「負傷者が多発しております」


「分かった、分かった。助けてやるからな」


そう言って、勇也は近くにいた帝国兵の首を斬り落とした。

そのまま勇也は帝国兵を殺していく。


「勇者様、何をするんですか!?」

「使えないゴミを始末しているんだよ。

こんなゴミは生きてる価値はないからな」

「やめろ!」


一優が大剣で勇也の剣を受け止める。


「一優、邪魔をしないでくれ」

「勇也、今自分が何をしているの分かってるのか!」

「さっきも言っただろ、使えないゴミを始末しているんだよ。

それなのにあいつは無能の分際で、俺の腕を斬りやがった!」


勇也の持つ剣から真っ黒な煙が出現し辺りに充満していく。

そして徐々に勇也の力が増していき、両腕が真っ黒く染まっていく。


「あの無能が全部悪いんだ。

だから、俺がゴミを始末しても悪くない。

俺は悪くない、悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないない!」


一優は何かを感じて距離をとろうとジャンプした。

その瞬間、煙の中から人間が現れる。

子供や老人、平民の格好をした者や武装した者など様々だ。

よく見ると殺された帝国兵達もいた。


「気おつけて、その者達はアンデッドよ!

しかも絶死の呪いを持っているから、触れられたら死ぬわよ!」

「だったらその前に全員斬る!」


一優はもう1本の大剣を抜き、近ずいてくるアンデッド達を叩き斬っていく。


「じゃ、じゃじゃじゃじゃじゃじゃ邪魔をするるるるるるな!」


勇也の腕が伸び、一優に向かって剣が突かれる。

とっさに大剣で受けたがその力に吹き飛ばされる。

勇也の腕が戻り、また伸びる。

一優は避けようとするが、背後に無力化した獣人がいた。

一優は大剣で受けるが根元から砕け散り、心臓を剣が貫いた。

一優はゆっくり倒れ動かなくなった。


「ばばばばばばばバカが、俺ににににに逆逆逆逆らうからこうなるるるるるんだだだだ」


勇也は一優の死体に近ずくと笑いながら、何度も何度も体に剣を突き刺す。

そして剣を一優の首に振り下ろそうとした瞬間。


「そこまでだ、このクズ野郎」


突然現れた夜月が勇也を殴り飛ばした。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ