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彼の強みは絆だけ  作者: トヲナ
3/3

〜第2章僕の名前の由来って!?〜

そういえば理由が気になる。

何の事かって?仕方ないなぁ、どうせ皆覚えてないと思うから僕が教えてあげちゃうぞ☆

「オエェェェェ!」

「な、何!?急にどうしたのよ?」とすぐさまミリが聞いてくる。

「いや、さっきの自分があまりにも気持ち悪すぎるなと…。」

そう言うとミリはやれやれって感じで「無理してキャラなんか作ろうとしても違和感が出てくるだけよ」と言った。

「確かにそうだな、ってなんでさっきの心の中での俺のセリフの事知ってるの!?もしかして心の中まで読めちゃうスーパー美少女なのかしら?」

「本当にどうしたのユウ?もしかして前回の投稿から1ヶ月以上も経ったからキャラ設定でも忘れたの?」

「今作者のトなんちゃらさんの話は止めようね!確かに最近またあの人だらけ始めてきてるけど、やっとやる気になったんだからそこは触れないで!」

「なんかさっきからユウというより作者本人と会話してる気がするんだけど…。」

確かに自分でも今ミリと作者さんに話させてる気がするんだよね、だとしたら物語に介入できる作者さんは強いな(確信)

という事で本題に戻るとしよう。僕の名前はユウとなっている、なっているというのは僕にはその前の自分に関する記憶を失ってしまったからである。そうして病院の屋上でボーッと突っ立っていたら突然天空の城ラ○○◯に出てくるシー◯が落ちてくるかのように女の子が落ちてきたのだ。

彼女はどんな芸当かはわからないが風を巻き起こし、見事に着地したのである。(この時俺の腹部に落ちたことは置いておく。)

そうして僕の事情を話すと彼女は僕に同情してくれ、ユウという名前をつけてくれたのだ。同情するなら名前じゃなくて金が欲しかった!と言ったら殴られそうなので言わなかったが…。

そして僕はその名前を素直に受け入れたが、その名前の由来が気になったという事だ。

「ミリ、ユウって名前がどうしてパッと思い浮かんだんだ?」とミリに聞いて見たらミリは

「え?そんなの適当よ。」というとんでもない事を言った。

「て、てて適当!?今後僕の人生に関わるような大切な事を適当に考えてたのか?」

「そんなあなたの今後なんて知らないわよ。困ってたみたいだから決めてあげたんでしょ?ならいいじゃない、他人に決められるんだからそのくらいは仕方ないわよ。」とミリはさも当然かのように答えた。

すると突然ミリは思い出したように「そういえば名前だけしか決まって無かったわね、君の苗字は〜うーん……霧島(きりしま) (ゆう)なんてどうかしら!」

「見事に僕の話を軽く流したねミリ、別に変な苗字でもないしいいんだけどさ!」

「なに怒ってるのユウ?」

「別に怒ってねぇから!」

「そう、なら良いんだけれど。ところでユウは外に出ても良いの?」とミリは聞いてくる。

「医者からも激しい運動をしないなら問題ないって言っていたから大丈夫、何処に行くつもりだい?」

「とりあえず町の案内をしてくれないかな?自分のこと以外なら覚えてるのよね?」

そう言われてあたりを見回して見るとこないだは来たことが無いと思っていた場所がだんだん見覚えのある場所に感じる。

「確かにここの地域ならある程度は覚えてるかも知れないからいいけれど。」

「なんかちょっと心配だけど…じゃあ決まりね、早速行きましょうユウ!私にこの街やこの世界の事たくさん教えてね!」と彼女は僕に初めて笑顔を見せた。まだぎこちない笑顔だが、とても僕には眩しくて、今までの僕にはきっと見ることの出来なかったものだったのかもしれない。でも僕は今を生きる、過去は振り返らない、振り返れない。昔の自分にはとらわれず、新しく自分を始める。まずは彼女にこの町の案内をしてあげよう、その中で自分がなすべきこともわかるかもしれない。だから僕は彼女とこの屋上を後にした、それがこれから始まる悲劇につながるとは知らずに…。







大変長くなりましたがジ・インヘリターズ・タイズ二章になります。まだ戦闘もありませんが次回からは期待して欲しいです、次回もよろしくお願い致します。

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