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〜第一章〜そうして僕はー。
これらの作品はフィクションであり、現実のものとはほとんど関係ありません。*そういう事にして下さい、お願いします(願望)
2048年5月11日午前10時半、僕は目覚めた。
見知らぬ天井、なんてどこかの小説などで使われそうな言い回しだけど本当に知らない場所だ。
そして、何故か僕は患者さんなどが着る病衣を身に着けていた。とするとここがどうなのかは一目瞭然、病院に他ならない。そんな風に自分の状況について確認をしていくと、近くに居たのであろう看護師さんがこちらに気付いて近づいてきた。
「お目覚めになりましたか、おはようございます!その…えーっと、あ!とりあえず担当医の方を呼んできますね!」と何やら忙しそうに部屋を出て行った。
そうして僕はまた浮かび上がった疑問を口にする。
「何処なんだここは?体も痛むから怪我をしてここに来たのだろうか…。でも怪我なんてするような事でもあったかな?うーん、分からん………。」