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平等に差別される世界で  作者: 東波 広
-第1章-最弱の主人公ミコト
9/20

最弱の異能?その四

※作者はたびたびスランプに陥ります、ご注意ください※

※主人公がころころ変わります、ご注意ください※


なぜかタイトルからかけ離れていく、どうしてこうなった

[前回までのあらずじ]

俺達「異常研」は神隠しスポットの調査のため合宿中。

御我会長が怪しげな石に触れたとたん異世界に転生したのです。

少年はミコトという名を授かりすくすくと育っていきました。

小学校の卒業日、各自の『異能』を知るために王城へ来て審査・発表された。

そこで俺は御我会長とその幼馴染・有華と出会う。

彼女はこっそりと合宿についてきており、巻き込まれたらしい。

以前から気になっていた、「メイ」という女性が目の前に現れたのでついついやってしまったとは彼女の弁。

俺のどこが女に見えるのか、それは全てだ!と言われました。



「おい、いい加減現実を見ろ」

会長、俺はいまそれどころではないのです。

「ご、ごめんなさい。まさか男の人だとは」

有華さん、その慰めは心に痛いです。


数十分経過


「そういえば会長、あとの二人はどこにいるか分かりますか?」

やっと立ち直った俺は異常研メンバーの二人、【舞島まいしま ひかり】と【舞島まいしま かげ】の所在をたずねていた。

「問題ない、彼らは既に確保している。おい、連れて来い」

「はっ!」

会長は後ろに居た騎士に合図を送る。


「会長、何者?」

「オガ・オールド。国王ブライアン・オールドは俺の父に当たる」

えーと、つまりあれか、王子様?


俺が驚愕の表情を浮かべたのが分かったのだろう、有華さんがふんぞり返っている。

「わたしはアリカ・ウィールズ。宰相アダム・ウィールズがお父さんで、オガ・オールドの婚約者よ(わたしはてっきり『王子様の婚約者』とか『次期王妃様』とかだと思ったのに・・・)」

俺にはばっちり聞こえてます、もちろん会長は気づきませんとも。最初の子が戸惑っていたけど有華さんだったのか。


「そしてミコト・アールレイ。勇者ウィンディ・アールレイと巫男みこアルフレッド・アールレイの息子」

「え?」

会長の言葉に思わず聞き返してしまった。

俺のとうさんが巫男みこ?普通巫女みこって女の人じゃ・・・。

しかもかあさん勇者かよ、あの強さから想像内のことだけど。

「信じられなければ両親に聞いてみるといいさ。ただし、聞くなら巫男みこのところは深く聞くな。隣国のジス国が消えた理由の九割は女顔を馬鹿にされたアルフレッド氏の策謀のせいと聞く」


「あのとうさんの迫力はそれか!俺の女顔は遺伝か!」


ああ、ついに認めてしまった。ちくしょう。

「大丈夫だ、元の世界でもメイ君は女顔だ」

「わたしが間違える位には女の子らしかったよ、ミコト君」


いじけている俺に有華さんが話しかけてくる。

「ところでミコト君」

「なんですか?」

「御我とそういう関係?」

すこし顔を赤らめながら聞いてくる。なにを想像してるんだなにを!

「ち・が・い・ま・す!」

「そ、そう・・・(ちょっと残念)」

残念ってなんだ。好きな男を男に取られていいのか?女はよく分からないな。



コンコン


「はいってます」

「はいってるわ」

「会長も有華さんもトイレじゃあるまいし」


ガチャ


「おはよう」「そして」「「こんばんは」」

うわ、めんどくさいやつが来た。無事で良かったけど。

あ・・・れ・・・

どんどん話がそれていく!?

どうしてこうなった!

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