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僕は僕なりに君が好き!

作者: 七瀬
掲載日:2026/08/18





“僕は僕なりに君が好き!”




僕は恋愛経験が少なく、女の子をどう好きになればいいのか

よく分からないでいた。

ただ今僕が好きな女の子は僕は僕なりに好きだ!

まあ少し不器用ではあるのだけど......。

僕は僕なりに彼女が大好きなんだよね。

でも彼女を作った事がない僕は、今好きな女の子とどうやって

付き合ったらいいのか分からないんだ!

彼女とは僕と同じ職場で、もう3年になるというのに......。

彼女と二人になった事がないし、まともに話した事もないぐらい

僕は彼女とどう向き合っていいのかも分からないでいる。




『おーい! 梅木! ちょっとこっちに来い!』

『ああ、はい!』

『今から○○の取引先に行ってこの書類を渡してくれないか?』

『ああ、分かりました。』

『”それと梅木と一緒に花田さんも連れてってほしんだ!“』

『・・・えぇ!? は、花田さんと?』

『スミマセン、遅くなりました。』

『じゃあー梅木と一緒に今から行ってくれる?』

『はい!』

『・・・・・・』





 *





【ブルブル、ブルブル――――――ン】

『じゃあ、花田さんは助手席でお願いします。』

『ああ、はい! でもなんか梅木さんと一緒にって初めてですよね。』

『・・・ああ、そ、そうですね、』

『”ひょっとして、私と初めて二人で話すんでしたっけ?“』

『・・・ああ、そ、そうです、』

『”なんか今、凄く緊張してません? 私まで緊張するじゃないですか~。“』

『・・・ス、スミマセン、』

『別にいいんですけど、今のは冗談ですよ! だけど不思議ですよね、

3年も同じ職場に居るのに初めて二人で話すなんて......。』

『”それは僕が女性と話すのが苦手だから、な、なんかすみません。“』

『えぇ!? でも由実ちゃんとは梅木さん普通に二人で話してません

でしたっけ?』

『ああ、あれは山田さんが凄く話しやすいというか? 彼女、男性ぽい

からかな? 僕からしたら凄く話しやすいんですよね。』

『”一人の女性として見てないって事ですか?“』

『・・・まあ、彼女には悪いんですけど......。』

『確かに、女性の私からしても由実って凄く話しやすいですけどね。』

『別に山田さんが男性にモテないとかじゃなくて、ただ凄く話しやすい

から二人で居ても恋愛に発展はしないと言うか......。』

『なるほど!』

『男女関係なく話やすい人っているじゃないですか? 山田さんは

まさにそれなんですよ!“』

『なんかそれよく分かります!』

『”花田さんはうちの会社で男性は誰と一番仲がいいんですか?”』

『”えぇ!? 気になりますか? 私が男性だれと仲がいいのか?“』

『えぇ!? ス、スミマセン、少し距離感間違えちゃったかな?』

『別に間違ってませんよ、そうだな~多分なんですけど、与義さんとよく

話すかな? だからって恋愛感情はありませんよ。』

『・・・そ、そうなんですか、それは良かったです。』

『”ひょっとして? 梅木さんって私の事が好きだったりします?“』

『えぇ!?』

『い、いや? 噂で梅木さんが私の事が好きみたいだって聞いたので、

違ってたらすみません! なんか自分に自信がある女みたいですよね。』

『・・・い、いや? そ、そうは思ってませんけど、』

『それでどうなんですか?』

『えぇ!?』

『”私の事、梅木さんはどう想ってるんですか?“』

『い、いや? し、正直言うと? ”僕は花田さんが好きです!“』

『なんだ~やっぱりそうなんだ~! 凄く嬉しーい!』

『”な、なんかこんな形で告白してスミマセン、“』

『別にいいですよ、でも梅木さんは私に好きと言ってどうしたい

んですか? それだけでいいんですか?』

『”で、できれば僕と付き合ってほしいです!“』

『えぇ!? 私でいいんですか?』

『”僕は花田さんがいいんです!“』

『分りました、じゃあー私達付き合いましょう。』

『花田さんは僕でいいんですか?』

『”私も梅木さんがいいんです!“』

『凄く嬉しいです、ありがとう。』

『今日、仕事の帰りに二人でご飯でもどうですか?』

『何処か美味しい物でも食べに行きましょう!』

『”梅木さんが良ければ、ウチで私が梅木さんの為に手料理を

振舞いますよ。“』

『えぇ!? う、嬉しいです!』

『”何か食べたい物とかありますか?“』

『チーズハンバーグが食べたいです!』

『じゃあー作りますね。』

『はい!』






後で彼女から聞いた話なのだが......。

僕が彼女の事を好きという噂を流したのは、”二人で取引先に行って来い“

と言った上司だった。

これは僕の推測なのだが、上司は僕が彼女の事を好きだと知っており

僕と二人きりにする為に、彼女を僕と一緒に取引先に行くように言って

くれたのかもしれない。



・・・今は凄く幸せだよ。

多分、僕の性格上! このままなんにもしなければずっと彼女と話す

事も無く僕の肩想いで終わっていたんだと思う。

”上司よ、僕に彼女と二人きりにしてくれる時間をくれてありがとう!“

これで僕は彼女と付き合えました。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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