表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄悪役令嬢と紅茶追放王子の異世界ロマンス〜アカウント停止されたと思ったら推しとアフタヌーンティーしてた〜  作者: ナロージュ•ピクセル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/51

〜□D50■D〜何故そんな事を言う?結果的にお前は光りを失ったではないか?〜


 「結果的に紅茶は広まったが、何だか複雑な気分だな」


 俺こと紅茶追放王子、改め。紅茶婚約王子様ードルジェリン王国の第二王子ー《デージョ・ヴ・ドルジェリン》は『紅茶が緑茶に事件』の事件現場となった紅茶教会(ティーチャーチ)の前に広がる中庭の中央に据えられたお洒落なガーデンテーブルのチェアーに座り向かい側の…灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…へと黙読していたドルジェリン王国の第一王子である兄上の手紙を見せて言う。


 「ふふ♡デージョ王子様が、(わたくし)のところへ来てくださらなかったら(わたくし)は、ティーフェスを開催する事もなく今回の『紅茶が緑茶に事件』も起きる事もなく『DEATH・TEA•TIME』(♡死ぬ迄お茶会♡)の刑❣❣を執行する事もなく王都に紅茶が流行る事もなくアフタヌーンティーの文化が根付く事もなかったと思います♡」


 …灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…は、今回の『紅茶が緑茶に事件』により光りを失った右眼に今回の『紅茶が緑茶に事件』により会得した新たな謎の能力(スキル)!!紅茶葉袋(ティーバッグレース)!!で何だが紅茶葉袋(ティーバッグ)をレースで包んだ様な結果的になかなかオサレな感じの紅茶葉袋眼帯(ティーバッグガンタイ)を装着し(説明しよう!!紅茶葉袋眼帯(ティーバッグガンタイ)!!とは紅茶葉袋(ティーバッグ)の形をした眼帯の事である!!説明以上!!)優雅に紅茶を飲みながら囁くのであった。


 「なので(わたくし)は心より感謝しているのです♡デージョ王子様♡貴方様が(わたくし)のもとへお越しくださった事にとても感謝しております♡(わたくし)もとへお越しくださり♡そして共に紅茶を愛してくださり♡ありがとうございます♡」ーーと。


 

 ……何故?……何故そんな事を言う?

 ……お前は、俺の面倒事に巻き込まれたんだぞ?

 ……その結果……右眼の光りを失ったではないか。

 ……なのに……何故?……俺に感謝している!?


 「何故そんな事を言う?結果的にお前は光りを失ったではないか?」俺に感謝を述べる…灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…に訊ねる。


 「…確かに…右眼の光りを失った事は残念ですが、(わたくし)には、まだ左眼が残っておりますーーそれに」

 …灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…は、言葉を唐突に区切り残された左眼で俺を見詰め。そして静かに言った。


 「失くして初めてー見えるものもございますー」と。


 …灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…は、その貴婦人の指(ホワイトアスパラガス)の様な白く華奢な指で、優しく俺の頬に触れる。


 ……そこで俺は、己が泣いていることに初めて気付いた。


 俺の頬に伝う涙をその貴婦人の指(ホワイトアスパラガス)の様な白く華奢な指で優しく掬い…灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…は言ったんだ。


 「デージョ王子様ー(わたくし)の為に泣いてくださりありがとうございますー」……と。


 「貴方様(あなたさま)(わたくし)の為に流してくださる涙ーその優しく尊い綺麗な想いを拝見させていただいて(わたくし)は、とても嬉しく思いますー」

 ……そう言ったんだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ