〜□D48■D〜こうして真夏のティーフェス『紅茶が緑茶に事件』は幕を閉じた〜
真夏のティーフェスで起きた『紅茶が緑茶に事件』ードルジェリン王国ー最高位公爵。デューク公爵は、少なからず後悔していた。ほんの嫌がらせのつもりだったのだ。己の密告により王都から良い具合に追放した紅茶追放王子ードルジェリン王国の第二王子ー《デージョ・ヴ・ドルジェリン》王子がードルジェリン王国の辺境の田舎町の没落貴族ーピクセル家の憐れな天涯孤独の悪役令嬢のもとへと行きそこで何やら飽きもせず腐った葉の煮汁(紅茶)関係の事をしていると耳にしたのは、先日の事だ。ドルジェリン王国の第一王子であらせられる《ダージョ・ヴ・ドルジェリン》王子様より直々にお伺いしたのだ『デューク公爵。何やら弟が辺境の地で伯爵令嬢と面白い事をしている様だね。密かに様子を見に行ってくれないか』と。デューク公爵家は代々ドルジェリン王国の第一王子に仕える家系。言わば儂は、ダージョ王子様の忠犬と言ったところだ。忠犬と言っても別に忠誠を誓っているわけではない。第一王子についていたほうが何かと得だからと言うただそれだけの理由だ。いずれ国王にでもなれば我が公爵家も王の右腕として安泰とした権力を振るう事が出来ると言うワケだしな。その為には、例え小さな芽だとしても邪魔な第二王子は排除しておかなければと王都から追放した。ただそれだけの事だったのだ。
そして『ー御意ー』と短く第一王子に応え。
ーー儂は、この辺境の田舎町へと来たのだ。
ーーそして意味のわからん『紅茶が緑茶に事件』に難癖をつけ嫌がらせをしたわけだ。100%の悪意はあった。悪役令嬢と名高い辺境伯爵令嬢に悪事を働いて何が悪い!?そして純度100%の悪意を向けたら。……こうちゃになった。
「〜『DEATH・TEA•TIME』(♡死ぬ迄お茶会♡)の刑❣❣〜は、終身刑で御座います♡貴方は此れから全ての水分補給を紅茶で補わなければなりません♡貴方には奥様がいらっしゃるようですね。この終身刑の管理を奥様に任せます♡仲良く♡死ぬ迄お茶会♡を楽しんでくださいまし(人*´∀`)♡」
目の前に座り優雅に何杯目なのかもう数え切れない程の紅茶を飲むナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢が楽しそうに刑の執行を告げる。何と言う悪役令嬢なのだろう。恐ろしい。
何より恐ろしいのは「まっ、待ってくれ!!」儂は焦って悪役令嬢の刑の執行内容に意見する!!
「妻とは政略結婚をしただけの仮面夫婦だ!!仲良くお茶会など一度もした事が無い!!この刑の執行は無理だ!!」
ーーすると悪役令嬢ナロージュ・ピクセルは言う。
「ー汝、紅茶を信じなさいー」
「ー紅茶を信じる者は、紅茶に救われるのですー」と。
「紅茶には人の心と心を繋ぐ不思議な力があるのです」
悪役令嬢ナロージュ・ピクセルは、デューク公爵の震える手を取り再度にこやかに刑の執行を告げたのだった。
「さぁ♡〜『DEATH・TEA•TIME』(♡死ぬ迄お茶会♡)の刑❣❣執行の御時間です(*˘︶˘*).。*♡奥様と仲良く♡死ぬ迄お茶会♡を楽しんでくださいまし〜(人*´∀`)♡」と。
■D□D ■D□D ■D□D ■D□D
ーーこうして真夏のティーフェス『紅茶が緑茶に事件』は幕を閉じた。此れは後日談だが、あの後デューク公爵への『DEATH・TEA•TIME』(♡死ぬ迄お茶会♡)の刑❣❣は、…灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…が告げた通りに滞りなく執行されたらしい……。
俺こと紅茶追放王子、改め。紅茶婚約王子様ードルジェリン王国の第二王子ー《デージョ・ヴ・ドルジェリン》は『紅茶が緑茶に事件』の事件現場となった紅茶教会の前に広がる中庭の中央に据えられたお洒落なガーデンテーブルのチェアーに座り向かい側の…灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…へと黙読していた『紅茶が緑茶に事件』の全貌が綴られた田舎町の新聞を紙面を見せて言う。
「それにしても『DEATH・TEA•TIME』(♡死ぬ迄お茶会♡)の刑❣❣冷めた紅茶並みにぬるくないか?全ての水分補給を紅茶で補うだけなんてただ楽しいだけな気がするんだが?」
(※デージョ王子様は全ての水分補給を紅茶で補ってます)
(※デージョ王子様は特別な紅茶の訓練を受けております)
(※紅茶の摂りすぎには御注意下さいませ♡)
「ふふ♡御噂では、あれからデューク公爵は奥様と毎日欠かさず『DEATH・TEA•TIME』(♡死ぬ迄お茶会♡)の刑❣❣を執行しておりまして♡冷めた紅茶並みにぬるかった夫婦関係が淹れたての紅茶の様に熱く香り高くなったそうです♡」
…灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)…いや、ナロージュ・ピクセル辺境伯爵令嬢…は、今回の『紅茶が緑茶に事件』により光りを失った右眼に今回の『紅茶が緑茶に事件』により会得した新たな謎の能力!!紅茶葉袋の御加護!!で何だが紅茶葉袋をレースで包んだ様な結果的になかなかオサレな感じの紅茶葉袋眼帯を装着し(※説明しよう!!紅茶葉袋眼帯!!とは紅茶葉袋の形をした眼帯の事である!!説明以上!!)優雅に紅茶を飲みながら囁くのであった。
「ー紅茶の在るところに幸せは在るのですー」




