〜■D24□D…こうして?…俺は紅茶婚約王子様?と、なった。〜
「ーーもぅ良い!!」
……今、思えば、灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)とのロマンスが、あらぬ方向へと狂い始めたのは、全ては、俺のこの一言からだったのではないかと……切実に、そう思う。
「ーー俺はっ!!俺は紅茶と婚約するっ!!」
何故、そんな事を言ったのかは、自分でも解らない……。
唯、気付いたら……俺は、そう、口走っていたんだ。
強いて言い訳をさせて貰えば、俺が同仕様もなく。
…《紅茶追放王子様》だったから…だから俺は、
…こんな事を言ってしまったのだと思ぅますです…。
「…………………………」シーーーーーン……と。
静まり返る無駄に豪奢な広間……人間って、こんなに静かに出来る生き物だったのかと。無駄に関心してしまう程の見事な静寂の中で、俺は思いますた……。
給仕係にメイドや執事……没落貴族とは言え、それなりに仕えている者も多い中、その誰しもが、驚き顔に疑問符を乗っけて、俺を凝視している。大道芸人だったら死んでると思う。どうしよこの空気。泣こうかな?泣いて良いかな?
……ホロリと自分で言うのもなんですが、宝石の様な綺麗な涙が零れそうになった時だった。
「ぶふっwww!」モモンガランドセル(←※《モンストロ・ブラン》の事を言ってるよ)が吹き出しやがった……。
「ー失礼致しましたー」モルモットランドリー(←※《モンストロ・ブラン》の事を言ってるよ)が無駄に美声を響かせて胸に手を当て広間にいる面々に優雅に謝罪する……。
……幸か不幸か最早、良く解らないが、俺の自分で言うのもなんだがな宝石の様な綺麗な涙は、目の奥に引っ込んだ。
そして不意にーーガタンっっ!!と。大きな音を立て灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)が無駄に豪奢な椅子から立ち上がり。
ーーパチパチパチ!!と俺に向かい謎に拍手喝采。
ーーパチパチパチ!!とスタンディングオベーション!!
そして「ー素晴らしいです♡デージョ王子様ー」と感嘆の声をあげて言うのだ「ー紅茶と婚約ー素晴らしい♡私は、デージョ王子様と紅茶を繋ぐ架け橋となりたいのです♡」と。
……ちょっと、いや、かなり謎な事を言っている。
ーーそして「ー皆の者ー貴方がたが証人です!!」と。
無駄に豪奢な広間に居る全ての者に灰汁抜き蓮根(悪役令嬢)が本当に謎に告げるーーーー。
「紅茶と婚約なさるデージョ王子様に祝福の拍手を♡」
ーーと。そして、俺は、謎に無駄に豪奢な広間に居る全ての者から。本当に謎に祝福の拍手を受けたのだった……。
ーーーーパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!
ーーーーパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!
ーーーーパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!
ーーーーパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!!!
「〜〜あぁ〜……ぇっと、とりあぇず?〜ありがとぅ?」
謎の祝福の拍手の中で、俺は、とりあぇず?礼を述べた。
……こうして?…俺は紅茶婚約王子様?…と、なった。
……なんだコレ(???゜Д゜)ノノ
……一体、全体、どゆこと〜〜!?!?
……〜〜なんで!?なして!?
……誰も紅茶との婚約を止めなぃンだ!?!?
俺が《紅茶追放王子様》だからなのかぁ!?!?
つーか、自分で言い出しといて何だが紅茶と婚約って何?
……紅茶と婚約をする?……どうやって?
……てか、そんな事が、出来るのか?
……と言うか、紅茶と婚約とかして良いのか!?
ーーグルグルと思考が謎な展開に回る……。
ーーグルグルと何だか目まで回ってきた……。
これは、アレだな。例えるのなら遊園地とかにある。
ティーカップなアトラクションの様だ……。
ーーハハハハハハッッ!!
(※デージョ王子様は大変混乱しております)
謎の祝福の拍手の中で、俺は、とりあぇず?
心の中で叫び笑うしかなかった(!!゜Д゜)ノノ!!
ーーハハハハハハッッ!!
(※デージョ王子様は大変混乱しております)




