〜■D13□D取り敢えず別邸にお住まいになって!!〜
メイドと執事から責められて王子はオロオロと狼狽してる。オロオロ狼狽王子様である。ーー可愛い♡(^q^)♡
誠に可愛いらしいのだが、王子ちょっともう目がビヨビヨと涙目で泣きそう……マジで泣く5秒まえだと思うのよね。
《紅茶追放王子様》は、繊細で純真なのよね。そう言う風に私がキャラ設定したのよね。後、良く泣く。ので、そろそろ色々と止めないと王子が公衆の面前で泣いちゃう。そしたら私……鼻血を止める自信が無い。てか、鼻血出し過ぎて出血多量でこの世界からも追放される(死ぬ)自信がある。ので、此処は一先ずーー私は、推しが尊い過ぎる涙をド腐れヲタ根性で何とか抑え(。ノω\。)!!キラキラと煌めく涙の残滓を純白に皓るイブニンググローブの指先で優雅に拭って魅せて「ー婚約破棄の件は夕食の後に致しましょうー」と豪華絢爛な広間にいる皆の衆そして何よりも。尊い推しの《紅茶追放王子様》へと告げたのだった。
ーー其れが、前回までのあらすじでございましてよ。まぁ。平たく言えば……めっちゃ推しと夕食したい!!と言う下心、オホンっ!欲望…オホンっ!純粋な願いのもと!私は告げたのだよ。決して《紅茶追放王子様》が紅茶以外の食物を摂取するのをメタクソ見てみたいだとか…そんな邪な事は、思ってないんだからねっ!勘違いしないでよねっ!
ーーそして、取り敢えず始まった。優雅な夕食タイム♡
私は、興奮気味に何か高そうな柔らかいクソ美味い何らかの肉!!を喰らいながら!!目の前の推し♡《紅茶追放王子様》を控えめに言って、ガン見!!しながら《紅茶追放王子様》をオカズに何か高そうな柔らかいクソ美味い何らかの肉!!を喰らっておりました。何かもう色々と美味しい!!
目の前では、自作小説の大変僭越ながら自萌の推しの《紅茶追放王子様》が、繊細な指先で銀のナイフ&フォークを操り美しい所作で何か高そうな柔らかいクソ美味い何らかの肉のステーキを綺麗に切り分け小さなお口へと運んでいる。
ーーヤダァ♡なんて小さいお口なのぉ♡
ーー最早♡小鳥よぉ♡小鳥が肉を啄んでるわぁ♡
……てか、《紅茶追放王子様》ちゃんと紅茶以外も食物摂取出来るのね。てっきりポーな一族の如く紅茶と霞を喰んで生きてるのかと思ったわ。(余りそこら辺の設定を詰めてなかった)何だかとても新鮮な気持ち。推しの新たな一面を目撃して胸がトキメク♡キュン♡キュン♡と!!この胸のト・キ・メ・キ♡を例えるのならーー公共の場に突如現れた!!なんて幸福な光景ーーと言ったところかしら♡ずっと眺めていたい。寧ろ最早《紅茶追放王子様》が、その小さなお口で小鳥の様に啄む何か高そうな柔らかいクソ美味い何らかの肉のステーキになって食べられたい(^q^)!!ステーキ転生したい!!なんで私ステーキに転生しなかったんだろ!?そんな邪なヲタ心を奮わせていたら。《紅茶追放王子様》が「ー大変美味であるー」と小鳥の囀りの様な旋律のある声音で囁き。「肉を紅茶で煮込むと言うのは、どうだろうか?」と脈絡無く紅茶の話をし始めた♡
「ー其れは、とても良いアイディアで御座いますねー」
王子のお目付け役の執事ー《モンストロ・ブラン》ーが、優しく王子に応じ流麗な仕草で食後の紅茶を《紅茶追放王子様》へと注ぐーー。
……ステーキを食していても《紅茶》の事を想い。
……食後には勿論ー《紅茶》ーを飲んで……
……こんなにも身も心も《紅茶》に侵された……
ーー《紅茶追放王子様》が、尊いが過ぎる!!
「…ふぅ…さてと」食後の《紅茶》で一服した《紅茶追放王子様》は徐に白磁器のティーカップをソーサーへ戻し。
「ー夕食も美味しかった事だしー」と。静かな声音で呟き「ー改めてーこのコンニャ」……一瞬噛んだが何事も無かったように「ー婚約を破棄させてー」と改めて宣言しようとしたところで私は叫びましたーー!!
「取り敢えず別邸にお住まいになって!!」ーーと。




