表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファースト侍  作者: 真山砂糖
1/47

第0話 続編開始

続編の始まりです。

 ~~『風の谷のナウマン象』の続編、始まり始まり~~


 久しぶりじゃのう。


 さてと……


 勇者コニタン一行がナウマン教の野望を打ち砕いてから2年以上経ち、この大陸の住民は恐怖の日々をすっかり忘れてそれなりに平和に暮らしていた。まっ、相変わらずモンスターどもが外にいて人間を襲うんだけど。


 虹の都王国、水の森王国、土の里王国、火の丘王国では、王政が復活して昔のようにそれなりに平和な日々が続いていた。ジャポニカン王国でも国王ノダオブナガが善政を敷いており、とても平和だった。風の谷では、ジャポニカン王国からの応援部隊がインフラ整備のために働いており、風の谷の民はジャポニカン王国民の分け隔てない付き合いに心を開いていた。


 しかし、平和に見えるこの大陸にじわりじわりと新たな危機が近づいていた。先の戦いは実は、前哨戦にすぎなかった。いや、そう言うとなんか言い過ぎた感がある。前座と言うほうがいいかもしれない。いや、それもなんか変かも。まあとにかく、コニタンたちの大冒険はこの大陸を守るための第一段階でしかなかったのだ。


 この大陸と言っておるが、この大陸の住民たちはこの大陸に名前を付けて呼んではおらん。なぜなら、この大陸にはジャポニカン王国をはじめ、いくつかの国があり、まだ大陸全体としての一体感や連帯感が生まれておらんからだ。この大陸は既存の世界の人口や文化の発展具合などの大部分を占めておるし、しかも、とてつもなく広大なため、この惑星の中心と言っても過言ではない。ひょっとしたら、他の大陸の人間たちがこの大陸に名前をつけて呼んでいるかもしれんし、これからこの大陸にも名前がつくかもしれない。


 さて、この大陸の海を隔てた遥か西の方に、かつて王国だったフレグランス共和国というお洒落な国がある。また、海の遥か東の方には、キャンディー帝国という民主主義国家がある。


 時は世紀末、虹の都王国の王都に、交易国であるキャンディー帝国から新聞が届いた。


  ・

  ・


  (あぶら)ハム大総統、暗殺!


  油ハム大総統が高級レストランで食事中に吐血して倒れ、死亡が確認された。

  料理に毒が混入されていたとみて捜査局が現在捜査にあたっている。


  ・

  ・


 キャンディー帝国の油ハム大総統が暗殺されたという。この事件の報が、ナウマン教による恐怖支配を忘れて平和が続くこの大陸に風雲急を告げることとなる。

はい、次回から第1話です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ