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君と僕の物語  作者: かずねこ
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仲良く出来ない

降り止まない雨。俺はどんよりした曇り空を眺めてため息を吐く。

雨が弱まるのを待ってられないので、傘を持って来ればよかったと後悔しつつ鞄を頭に当てて、ダッシュ。



しかし、雨が更に強くなってきたので、近くの商店の前で雨宿りしてたら、戸が開く。

「川瀬?」

「久川」

クラスメイトの久川とは口喧嘩ばかり。正直、今の気分で会いたくもない。

「ここ私んちなんだ」

俺に傘を渡すと、意外なことを言った。

「使いなよ」

「いいのか?」

久川と傘を交互に見て、思わず聞き返す。こいつの見た目はタイプなんだよな。

「なに?雨に濡れて水も滴るいい男とか言いたいの?」

「言わねーよ」

どこのナルシストだよ。



しかし、口喧嘩ばかりしてるのにどうして貸してくれたんだ。

まあいい。貸してくれるなら、ありがたく借りよう。

「悪いな」

「いいよ、それより…」

久川は、いたずらっぽく笑う。なんだ?明日の昼飯奢れとか?



「なんか買ってよ」

それが目的か。策士め。

だが丁度喉が渇いていたのでジュースを購入して帰る。

「毎度ありー」

「じゃあな」

只でさえ雨で憂鬱なのに、口喧嘩なんかしたくないので、とっとと帰る。



途中で、スマホが震えたので見てみると、久川からだった。


『明日も、急にあめが降れば一緒にいられるね』

その文面を見て、ドキッとした。

ホントは、久川ともっと話したいからだ。


あー、明日も雨降らないかなー。

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