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後悔の先
妹は生前、あまり家族と距離を置いていたと思える。
友達との付き合いは、良好だったのは、学校でよく見かける。
理由は定かではないけど、妹がなにか言うと、親が頭ごなしに否定していてたから、それが原因かもしれない。
僕はその頃、初めてできたら彼女に有頂天だったから、妹の辛さに気づかなかったかもしれない。
心配はしていた。けど、優先していなかった。
そんな妹を事故で失くした時は、後悔に苛まれた。
心に穴が空いたような気がして。しばらくは、学校を休んで、河川敷でぼけっとしていた。
もっと話せば良かった。そればかり繰り返す。後悔ばかりが纏わりついている。
遺品整理をしていたある日。
妹の手帳に家族で写った写真が挟んであって。
また妹の笑顔が思い浮かんで泣いた。
小さい頃のいろんな思い出が思い浮かんで、泣いた。もっと話せば良かった。
時が過ぎて、冬の終わり。僕は妹におはようって、挨拶してから出かける。
悲しみも、苦しみも受け止めて、歩いてく。
そうするしか、出来ないのだから。
もう季節は変わる。悲しみも落ち着いたが薄れることはない。
誰かを失っても日常は続く。非常なまでに。
だから今日も学校へ行って、普通の一日を過ごして彼女と帰る。




