表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君と僕の物語  作者: かずねこ
20/41

誇り

逢魔が時。染まる稲穂を見ながら、長屋町へ急いでいると、一之心がまたいつものように、苛められていた。


同じ長屋に住む子で、母一人、子一人だ。



「やーい、妾の子!」


「こらー!」


石を投げていたので注意したら、走って逃げて行った。


「一之心。どうしていつも、耐えているの?やり返せばいいのに」

うずくまって耐えていた一之心に声をかける。


「……そんなことしたら、あいつらと同じだ。私の人としての誇りがそれを許さない」

ああ。この子がお偉いとこの侍のとこの妾の子だとしても、侍としての誇りは誰にも折れないのかな。


私が、彼に惚れた瞬間はこの時かもしれない。


「夏奈緒、見てろ。いつか剣の腕で成り上がってやるからな」

怪我をものともせず、私を見てにこりと笑う。


「はい。楽しみです」

私は、陰ながらこの人を支えたいと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ