月経
「レイちゃん!」
「お帰りなさい。ミューカさん」
私はお腹側にガイアくんを抱えながら、帰って来たミューカさんを迎えた。
「ただいま。今日もありがとう!ガイア、今日はどうしていたかしら?」
「ガイアくん。今日は魔法の物語の本とか私の勉強を見てたりとかしてました。乳も便もいつも通りでした」
「そう。本当にありがとうね」
「いえ。それじゃあ、また明日」
「えぇ!よろしく」
ガイアくんをミューカさんに返すと、鞄を持ちミューカさんの家から出るとイズミの透明魔法と私の転移の魔法を使ってエルを迎えに行った。
「おねぇちゃん!待ってた!」
学園の敷地内ギリギリで待っていたエルは、私の姿を確認すると門番さんにさようならと声をかけてから、私の側まで来た。
「今日もお仕事お疲れ様!」
「エルも勉強お疲れ様」
私達はあの日から毎日こうして労いあっている。
「今日は露店商寄るの?」
「う~ん。あと2、3日は大丈夫だけど、エルが食べたいもの次第かな?」
「今はなんでもいいから、寄らなくていいね!」
「分かった。じゃ、帰ろっか」
「おーぉ!」
帰宅後エルは着替えてから畑に行き土が乾燥していないかを確認したりと、畑の作業を手伝ってくれている。
その間に私も花のお世話が出来て前より綺麗な花が咲くようになった。
「おねぇちゃんー!水あげたから家入っちゃうねー!」
「ありがとー!」
私も花のお世話を終えると、家へと入る。
「おねぇちゃん。あのね。今日は学園で――」
私の帰りを縁で待っていたエルは、今日の出来事を詳細に話してくれる。ほぼ毎日1時間くらい話すのがルーティンとなってると思う。
「――だったんだ」
「そっか。そろそろ暗くなるからお風呂入っちゃって」
「うん!」
話の区切りを見つけた私は、エルにお風呂に入るように促した。
「おねぇちゃん。今日は一緒に入れる?」
「料理の手間はあんまりないから入れるよ」
「やったー!僕、おねぇちゃんの背中流すから、おねぇちゃんも僕の、背中流して!」
「分かったわかった」
料理の下ごしらえがかかるときは一緒には入れないが、炒めるだけの時は、だいたい一緒には入っている。
「これ!おねぇちゃんの着替え!」
「準備が早いことで」
話しているときに隣にあった服はエルのだけじゃなかったんだ。
脱衣場に向かうとエルは、パパっと服を脱いでお風呂のお湯をはりにいった。
「・・・・・・」
私は下着を脱ぎかけたのを1度履きなおした。
「エル~!ちょっと待ってて」
「うん」
私は自分の部屋まで別の下着を取りに行くと、今度こそ服を全て脱いでお風呂に入った。
エルと背中を洗いっこした私は、湯船には浸からずにあがる。
「おねぇちゃん入んないの?」
「うん。今日から数日は洗うだけかな」
「えー!疲れとれないよー」
「良く寝れば大丈夫だよ」
私はエルを置いてお風呂を上がった。
レイヴン・バルオン。11才。女性としての1歩を進んだ。
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