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レイヴンの激情


私はタマサンの話を聞いた後、タダンさんにどうしても言いたかったこと、聞きたかったことを言う。



「タダンさん。私はタダンさんに聞きたいことが、あってきたの」

「何が聞きたいのかな?」

「シンデレル・ハイサンドさんがタダンさんの孫って本当?」

「……そこまで聞いたのかい」



タダンさんは少し驚いていたけどすぐに普通に戻った。



「うん。理事長……シンデレルさんが知らない魔法の事を知ってたから」

「私が話したことだね……そうか、そういえば少し前にあったときにあやつはレイヴン達の事を妹や弟と表現してたね……こうと思い込んだらそう思い続ける所が、私に似てしまったね」

「タダンさんに?」

「あぁ…。私も若いときはそうだったからね」

「今は?」



タダンさんも昔はシンデレルみたいだって言うのが信じられないけど、嘘を言うとは思えない。



「子供が生まれてからは徐々に治っていったよ」

「そっか。じゃあ。本当にシンデレルさんはタダンさんの孫なんだね?」



シンデレルも年を取れば、結婚して子供が生まれればなおるのかな…?



「そうだね…」

「シンデレルさんが特待生のエルの事を調べたって言ってたけど、それにタダンさんは関わってる?」

「ミシュエルがおねぇちゃんっ子だとは言ったけれどそれ以外は何も言っていないよ」

「そっか」



そっか……



「何か気になるのかい?」



タダンさんの言葉に私の誰にも言ってない思いが、心の奥から出てきた。よし、いうぞ!



「……シンデレルが泣くほど私達の過去とか人付き合いの事を調べてたのに、誰にもシンデレルを見たって人いないから、ずっとつけられてたのかとずっと思ってたんだけど、シンデレルには聞けなくて……」

「そうか……」

「それとシンデレルにお兄ちゃんって言っちゃったのは間違いだった。タンポポちゃん達に私達の過去を話すことになっちゃった。でも。こそこそ調べられるよりは全然いいけど」

「……レイヴンはシンデレルがこそこそと調べていたことが怒りが湧いてきたんだね?」



タダンさんの分かってくれた言葉に私の感情はさらにはじける。



「そうなんです!!調べるなら調べますって言ってからにしてほしい!私達には隠せるとは思えないけど、知らない人がこそこそと調べてたって今思うとすっごく、怖い!」

「そうだね」

「それに!タダンさんも!お兄ちゃんって言った方が良いって言ってくれたけど、シンデレルの私達への家族愛みたいなのが増えただけだった!!」

「それは、すまないね……」

「あと――」



私は今まで起こったことの感情を全てタダンさんに向けた。だって、普通に暮らしていたら王家の人と関わらないし、王宮に呼ばれるなんて絶対にない。おばあちゃんが悪いとかそうは思わない。でも、自分に起こったことがあまりにも普通じゃないから、吐き出したくなったのだ。

……私も、普通の8才児じゃないと思うけど、それと今までの事は関係ない!



【感情的になると何を言うか分からないわ。消音をこの家にはっておきましょう】

【レイヴンさんってこんなになる人だったんだ……】



タマサンとイズミからそんな言葉が聞こえた気がしたが、私はタダンさんとの会話を続けた。



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