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後悔と失敗が過る。

GW最終日!


エルが学園へと入学して数日。


私はこれまでと同じ生活をしていた。



「いただきます」



変わったことはごはんを1人で食べるようになったこと。洗濯物が減ったこと。畑の効率が下がったこと。



「ごちそうさまでした」



他にも色々と2人から1人になって減ったものは増えた。おばあちゃんの時もそうだったから、大丈夫だと思ったけど……



「・・・」



1人でこの家は大きいみたい。1人という言葉がとても悲しく思えてくる。でも、自分で選んだから悲しい思いはもう出さない。


食器を洗い終えた私はポストを見に行く。

理事長との話でエルのことを数日に1度、教えてくれるということになっていたのだ。とても嬉しい提案だった。手紙は出してから1日半から2日かかって届くけど、距離的には1日半くらいの方だと思う。


私は手紙を開き、読んだ。



――レイヴン・バルオンへ。


単刀直入にいうと、ミシュエルは魔法を使って暴れた。


悲しみなのか、怒りなのかは分からないが、被害は理事長室だけで押さえられたから、人を傷つけたということはなかった。押さえるためにこちらも魔法を使用して、その日は落ち着いたが、翌日目覚めたときに、また暴れた。


こちらの言葉に耳を貸してくれている感じもしないから、魔法で眠らせた。1年生の授業開始は寮で暮らすもののことも考えて1週間後だったから、今のところは授業の心配はない。


友達であるカイル・ドルチェイングの言葉も受け付けないから、とても困っている。この手紙を書いている間も、ミシュエルのそばには監視がつけられていて、暴れたらまた魔法で眠らせるという方法が続けられている。

が、レイヴンが学園にきてミシュエルを止めることは案外簡単だろう。だが、それはしないでくれ。ミシュエルのレイヴン離れが困難になるのは違いない。

次の手紙では良い話を出来ることを期待しててくれ。


君達のお兄ちゃん、シンデレルより――



「エ、ル……」



色々と書かれていた内容に分からない場所も少しあったが、エルがあばれているのだということが分かった。

エルがあばれているなんて信じられない。嫌だと言うことはあっても、あばれてまでのことはしたことがなかったから。


私は不安になった。私のせいだ。もっも話をすれば。エルはあばれなかった。

でも、もう変えられない。理事長に任せるしか……



「後悔」と「失敗」という単語の意味が頭の中に強く現れた。



「・・・そろそろ仕事にいかなきゃ」



おかねはだいじだ。



ぜったいにいるものだから。



かせが…ないと。



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