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エルの入学日 ★

令和!ですよね?今日は!


それから数週間。エルが入学する日を迎えた朝。

いつもより早い時間から行動をして、学園へと向かう準備をしていた。



「おねぇちゃん!どう!」



エルが見せてきたのは学園の制服だ。白いブラウスにネイビーのジャケット。ズボンは黄土色と白が選べ、エルは黄土色を選んだ。



「うん、似合ってるよ。あとはこのバッジを付けて……」



バッジというのは学年を表す物で、襟首に付けるのが決まっている。


挿絵(By みてみん)


エルは1年生なのでピンク色のバッジだ。



「ピンク……」

「来年には違う色になるから」

「うー」

「それにピンクは桜色だよ」

「でも、形はさくらじゃないよ!」

「そうだね…」



ピンク色のバッジを嫌そうにするエルに、好きなものと同じ色だというが、失敗してしまった。



「……なくしたらだめかな?」



自主的にバッジを無くそうというエルの小声を私は聞き取った。



「そんなことしたらお姉ちゃんが怒るけど?」

「なくさないよ!」

「ならいいけど」



すぐに、無くすことはないと言ったエルに少しだけ疑いの目を向けつつも、学校へと向かう準備を終わらせる。


朝ご飯も食べエルのお腹も落ち着いたところで家を出てグロウス学園へと向かう。もちろん、歩いて。そのためにいつもより早く起きたのだ。



「きょーはがっこう~♪」



エルは気分がいいらしく私の手を握ったまま、自作の歌を歌っている。エルが腕を振って歌っているで、私の腕もエルの腕振りにあわせて動く。

少しずつ大きくなる振りに、私の片腕が耐えきれなくなりそうだ……なら!



「全身強化」

「わっ!」



私は魔法で身体強化をすると、エルを腕の中に横抱きにして抱えた。久しぶりにやったけど、重くなったし、大きくなってるな……



「わぁー!」

「行くよ、エル」

「ゴー!」



私は学園付近まで喜ぶエルを抱えたまま、小走りで進んだ。






「おねぇちゃん、馬車がいっぱいだね」

「うん」



エルを腕の中から下ろすと、周りを再度見た。

グロウス学園の1つ目の門の塀に並ぶようにして馬車がいっぱい止まっていた。もちろん、馬車だけではなく歩行者用の通りにも人が並んでいた。



「ちょっと待つかな……」

「ならぶの?」

「そうなるね」



並んでいる人はたくさんいる。少し早めに出たのはここに来るための時間だったけど、こんなにも並んでいるならもう少し早く来た方が良かったかも。



「座ってていい?」

「ハンカチを敷いてならいいよ」

「じゃあ、つかれたらにする!」

「そう」



私達も並ぶと、自分達の順番が来るまで待って身分証を見せ、学園に入っていった。



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