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オーダーメイド店・シャローヌ


レイヴンが店の中に促され読むことが出来なかったのは、『オーダーメイド店』の文字でした。


ナディさんのお店の中には靴がいっぱい並んでたけど、全部片足だけだった。


エルは私のとなりで店の中をキョロキョロと見てる。多分、私と同じ事を思っている。だから、ナディさんに聞いてみようと思う。



「どうして、くつが、片足だけなんですか?」

「聞いていないのか?」

「はい?」



ナディさんは私の言葉を聞くとゼイラルさんを見る。



「靴屋さんとしか言っていませんが……あ、そうでした。オーダーメイドは貴族特有でしたね」

「はぁ。ここはな、『オーダーメイド』といってその人だけの靴を作るところたんだ」



ナディさんはゼイラルさんの言葉にため息を付きながら私に分かりやすく教えてくれた。



「その人のための?」

「あぁ。出来合いの靴じゃなくて、その人の足の形や歩き方等を見て作る」

「・・・」



驚きで言葉が出なくなった。持ち主しか履けない靴を作ってるってことだ。



「それじゃあ、早速始めたいが……ミシュエル、何色の靴が好きだ?」



ナディさんはエルに質問をしていくみたい。



「くつのいろ?」

「あぁ」

「あお!」

「そうか。どんな場所で靴を使う?」

「うーん。まちにでるとき!」

「うむ。靴紐とベルトどちらがいいかい?」

「べると?ズボンの?」

「・・・」

「エル。はくときにむすぶくつと、とめるだけくつ。どっちがいい?」

「とめるだけでいいの?だったら、ベルトがいい!」

「すまんな」

「いえ」



ナディさんはエルの為だけの靴を作るため、その後も質問していった。エルも悩みながら、私にも聞きながら答えていった。



「次は足のサイズを測る。ここに座ってくれ」

「うん!」



エルにイスに座るようにいうと、エプロンのポケットからサイズを測るためのメジャーを取り出して、測り出す。



「うはははっ。くすぐったいっ!」

「すぐ終わる」

「うふふふはっ」



足の裏をこそこそやられたらくすぐったいのはしょうがない。私もくすぐったいから絶対に笑っちゃう。



「よし。あとは……この粘土の上に裸足で乗ってくれ」

「はーい!」



エルの座ったイスの下から出てきたのは正方形の板に粘土が乗ったものだった。エルは素直にしたがい乗っている。



「うわぁ……きもちわるい」

「がまんして、エル」

「はーい……」



1分くらいしてようやく粘土の上から解放されたエルに、濡れたタオルを持ってきてくれたナディさん。



「よし。これであとは作るだけだ。代金はどうする?」

「先払いでお願いします」



ゼイラルさんは布に包まれた物をナディさんに渡していた。あの中にはきっとお金が包まれていたに違いはない。

あぁ、いくらかかったんだろう。2500デル以上なのは絶対だし……!



「レイヴンさん?」

「嬢ちゃん?どうかしたか?」

「いえ。あの、くつありがとうございます」

「ありがとーございます」



考え事をしていた私は、それをなかったことにするように私はお礼をいうと、エルも続けてお礼を言った。



「いえ。弁償ですから」

「そうだな」



弁償で私が買ってあげたくつよりも高価なものになるとは思わなかったけど。



「レイヴンちゃん」

「はい」



レイヴンちゃんとナディさんに呼ばれて返事をした。



「2日後以降に靴を取りに来てもらえるか?」

「あ。分かりました」



そっか。今から作るんだもんね。今出てきたら凄い。



「それじゃあ、帰りますか」

「ナディさん、ありがとうございます」

「ありがとうーございます」

「あぁ」



ジャルの言葉を聞くと私とエルは、ナディさんにお礼をしてから店を出た。

私達の後ろから続くようにして、ジャルとゼイラルさんも店を出た。



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明日は投稿がなくて、翌日26日12時に投稿です

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