幕間 過去の断片ー気持ちの記憶ー
ガタガタというおと。
イスからすこしだけ、じめんをはしるゆれがする。
そとからきこえるのはあめのおと。
ばしゃのなかはぬれない。
おかあさんとおとうさんはおしゃべりしてる。
おじいちゃんはうでのなかにおとうとをだいている。
わたしはまどのそとをみてる。
あめでくらくてきれいとはよべない。
ガタンッ!!となってよこのおかあさんにぶつかる。
からだふわっとしてイスからはなれた。
おかあさんが、おとうさんがわたしをつつみこむ。
ゆっくりとうつった。
よこではおじいちゃんが、おとうとをつつみこむようにだいている。
おとうとがなくこえと、ばしゃがおおきなおとをさせた。
つよいいたみがからだにきた。
なにがあったの?
おとうとがないている。
あめがからだにあたる。
でもおとうさんもおかあさんも、おじいちゃんもなきやませようとしない。
『レ…イヴっン!ミ、シュ、エルっを、お、ねがい、ね……』
『お、かあさん?どうしたの?』
『っイヴ、エル、と、なかよ、く、するんっ、だぞ……』
『おとうさん?』
おとうさんもおかあさんもかおがあかくなってる。
『おかあさん?おとうさん?』
へんじがない。
『おかあさんっ!おとうさんっ!』
ゆらしても、こえがしない。
『うぎゃーぅ!うぎゃーぅ!』
おとうとがなくこえはする。
おじいちゃんはうごかない。
おじいちゃんもかおがあかい。
おじいちゃんはおとうとをつつんでうごかない。
『・・・』
わたしはおじいちゃんからおとうとをとる。
このままじゃ。かぜをひいちゃう。
ばしゃのすきまからそとにでる。
あめにぬれないように、きのしたにいく。
みつめるばしゃはこわれてる。
じめんが、あかく、あかくなってる。
でも、あめでどんどんうすくなってる。
わたしはしってる。
これは。
『しん、じゃった?おか、あさんも、おとうさ、も、お、じい、ちゃんも』
『うぎゃーぅ!』
『エ、ル……』
おとうととわたしはいきている。
でも、おかあさんもおとうさんもおじいちゃんも。
しんじゃった。
『っうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!』
あめのなか。
ないた。
おとうとみたいに。
おとうとよりも。
いきてるひとがくるまでないた。
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その後のレイヴンと赤ん坊だったらミシュエルは、葬儀などを終えると、家に残っていた祖母と数年を過ごす。
レイヴンは祖母ほ教えを守り、子供ながらに生活のため仕事をやり始める
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