ジャルとゼイラル
キーワードに『女主人公』を追加しました。
あらすじを一部削除しました。改善する予定です。
結局、あの後警戒をしてそっと扉を開けると人の姿はなく、本当に明日来るのだと思いしらされた。
自分の行動が招いたことだと落ち込みたかったが、エルがいたので気分を変えて、入ろうとしていたお風呂へと入りに向かった。
考えるのはやめよう。もう、起きてしまったのだから。
そして、翌朝9時半頃。彼らはやって来た。
――コンコン。
「おーい!嬢ちゃーん。迎えに来たぜー」
声が一緒だったので、青男と判断したが、警戒は解かずにゆっくりと扉を開けた。
「おはようさん」
「・・・誰?」
一応本人確認しないと。覚えてるかな?
「またかよ!それやめろよ!」
「じょうだんです」
「冗談にきこえねーつーか、ほんとにあったことだし、はぁ」
さすがに覚えていたみたい。
まぁ、兵士に連れていかれるくらいのことだったし、覚えていなかったら本人じゃないってことになってたけど。
「おはようございます。ミス・バルオンさん」
「ミス?」
ミスって失敗したってこと?『失敗のバルオンさん』と呼ばれたの?私。
「女性をさす言葉です。レイヴンといきなり名前で呼ぶのは、馴れ馴れしいかと思いまして」
この人は多分私を子供扱いじゃなくて、女の人として扱ってくれてるんだ。子供ってバカにするような人じゃなくて、良かった。……青男も。
「・・・そうですか。あの、私は何てよべばいいんですか?」
名前は知ってるけど、いきなり呼ぶのは失礼だし。
「そういえば、自己紹介をしませんでしたね。私はゼイラル・ムーロンといいます。そっちの青い髪のはジャル・メイジといいます。私は呼び捨てにしてもらって構いません」
「ゼイラル、人のこと勝手に決めんなよな。まぁ…あってるからいいけどよ。俺も呼び捨てで構わねーよ。嬢ちゃんは嬢ちゃんでいいのかよ?」
ゼイラル・ムーロンとジャル・メイジ。覚えた。
「ジャルはじょうちゃん呼びのままで、ゼイラルさんはレイヴンでおねがいします」
いい人にはいい対応を。苦手な人には1から。
「なんで俺には『さん』がねーんだよ!しかも、名前も呼ばせてくんねーのかよ!」
「せいかくの差。人を付けるしゅみをもつ人には、まだ名前なんて呼ばれたくない」
「いや、あれは、弁償しよーっていうのをいいたくてだな」
それを言いたかっただけなら……
「入らないっていったのに。それに、ジャルの方が大人なんだから、すぐにおい付いて声をかけれたんじゃ?」
「・・・」
「ジャルも一応反省してるのでそこまでにしていただけますか?レイヴンさん」
反省してるんだ。まぁ、反省してなくてここにいるなら嫌々な感じが出るけどそうじゃないから、反省してるということにしてあげよう。
「はい、ゼイラルさん。あ、いまエルを連れてきますね」
――ガチャッ。エルを呼びに家の中1度戻る。いちいち鍵を閉めるのは許してほしい。
「エルー?何してるのー?」
「おなかいたいー!」
「・・・分かった!」
朝ごはんを食べた後だと、消化がいいのかエルはトイレにこもる。時間差があるので、いつくるかは分からない。力めばすっきりと出せるが、切れてしまうので止めてねと言ってある。
――ガチャッ。
「すみません。エル、今トイレで」
「そうですか。なら、今日はやめた方がいいですかね?」
「いえ!後10分もすれば終わります!それまで待ってくれますか?」
今日は午前中に何もなくて、午後からミューカさんと孤児院があるだけ。でも、明日からは午前も午後もあるから、また来てもらうのは数日後になっちゃうから。今日で終わらせてほしい。
「もちろんです」
「なら、家んなかで待たせてくんね?」
「いやです」
「は?なんで?」
ジャルの言葉に嫌だとすぐに答えた。だって、
「男の人を家に入れるときは、信用出来る人だけ入れなさいって言われてます」
「俺らは信用出来ねーってことか?」
「はい」
「はっきり言いやがった」
当たり前だ!と心の中でも怒りをぶつけておく。
「では、外で待たせてもらいますね」
「すみません。ゼイラルさん」
ゼイラルさんはなにも言わずに受け入れてくれた。
「いえ。会ってすぐの人間を家へと招くのは、女性としては嫌ですよね」
分かってくれていて良かった。ジャルと違って。
「そうですね」
ゼイラルさんとジャルに外で待ってもらうことになった。
申し訳ない気持ちもあるけど、やっぱりまだ信用は少しだけしかないから。ごめんなさい。
私は家の中へと戻らせてもらった。――ガチャッ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
切れ痔の心配をしています。子供でも癖になったら、大人になったときに大変ですから。




