3話
3話 神の対抗者
「サタン!あんたはまた適当なこと言って!」
「これはまじだと思うぜ?流石も馬鹿だなぁーおい、んな事もわかんねえのかよ」
突如として現れたこの男は災我堕 蓮普段はあたりが強く神様の敵ですが、根は優しいなんとも言えない人だ。
「後、その名前で呼ぶな!蓮様と呼べ!」
「なんで記憶が無いなんて分かるのよ!」
「人の話聞けよ.....まあいい、二人とも神様やっるくせに知らないようだから?この蓮様が、特別に...」
「焦れったいな!早く教えてよ、サタン!」
「おい!人の話を聞く事と、その名で呼ぶなと何度言ったらわかるんだ?」
あー、俺この人の事よく知らないけど、水に対しての事だけは共感できるな…...
「んん!まあいい、教えてやるよ」
ごくりと固唾を飲む絶架...
「神様って言うのはな、生命エネルギーがあってな、それを消費してしまうと、今までの力が出せなくなるんだ。」
「...悪い、それは知ってんだわ…。」
「まだ続きあるわ!」
「お、おうごめん」
「それでだ、その生命エネルギーのリミッターを超えてしまうと、体に負担がかかり衝撃を受けてしまうんだ、その際まれに記憶が無くなってしまう神が居るとかなんとか」
「で、それが俺だと?」
「あぁ、そういう事だ」
納得したような、さらに分からなくなってしまったような...
「で!なんでゼウスが記憶なくなったのよ!」
「おい、てめぇ話聞いてたか?!」
「聞いてたわよ!」
「聞いてたらそうはならねぇだろ!」
ヤバい、この二人会話が会話じゃない...
「まあ、落ち着け。俺は記憶がどうであれ、今が平和ならいいんだ」
流石と災我堕は顔を見合わせ、唖然とした顔で絶架を見た
「え、俺なんか変な事言ったか?」
「でもでも、ゼウスだって記憶が戻らないとモヤモヤするでしょ?」
「俺様だって、今の絶架と戦ってもなんも面白くねーし?」
「何サタン、ゼウスの事心配してんの?」
「張り合いねぇって言ってんだよ!心配なんてするかよ」
「まあ、なんだ、蓮だっけ?教えてくれてありがとな」
「あぁ...いいよ別に、てかまた勝負しろよ絶架!」
「って事で私達カラオケ行くから!」
「おい!」
災我堕を後に二人はカラオケに向かった
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