2話
2話 蘇...らない記憶
この街を宇宙から来た侵略者的なものから、波動だのバリアだので守った。これには自分の生命エネルギーを削って発動するって言うデメリットがある、それで街ひとつ守ったって事はかなり自分のエネルギーを消費してしまうわけで...だから今神様と言えるほどの力は無いからこうして一般的な高校一年生をしている!.....って言うのを水から聞いたのだが.....。
「実感わかねぇーよぉー!!!」
「何叫んでんの?私も一緒に叫ぶ!!わかねーよ!!!」
「だぁー、もうなんだよ水!」
「急に叫んだのはゼウスでしょ?」
「あ、それもそうか。」
「で、なになに?今日ゼウス元気じゃん!遊びにでも行く?」
「少し大きめの声を出したくらいで勝手に人を元気呼ばわりするな、俺は今悩んで...」
「カラオケ行こーよ!あ、でも買い物とかでも楽しそうかも!ねぇねぇ、どうする?」
「お前はまず人の話を聞く所から始めた方がいいな」
「大声出したってことはカラオケでストレス発散したいって事だよね?じゃあカラオケ行こう!」
「聞けよ!!」
「また大声出した!決まりだね!」
まあいいか、水から聞きたいことは沢山あるし丁度いいかもな。
いやいやだったが、絶架は流石とカラオケに向かうことになった。
「なあ水、少し聞きたいことがあるんだが…」
「珍しいねゼウスから質問なんて!なんでも答えるよ!」
「この街が襲われた理由ってなんだ?」
「知らないよー?」
「え?」
特に理由ないのか?!じゃあ俺は意味のわからん街を命懸けで守ったと...??
「あぁ、そうか。じゃあ、お前はなんでそんなに出来事しってんの?」
「一緒に戦ってたじゃん」
「あぁ、なるほどね…...え?えぇぇぇ!!!お前戦ってたって言うのはあれか?親近感湧かせるためとかそういう奴か?」
「違うよ、私だって一応神様だったんだし?そりゃ、ゼウスには及ばないけど...端くれとして戦ってたもん!」
状況が読めない、水も俺と同じく神様だった?普通のクラスメイト的なやつじゃないのか?もー、訳がわからなくなってきた...
「じゃあなんか、能力みたいの見せてくれよ!人間界に住んでるとはいえ使えなくなっているわけじゃないんだろ?」
「そうだけど...いいの?」
「は?どういうことだよ」
「普通の人間もいるし、パニックにでもなったら困るから能力は使うなってゼウス言ってたじゃん。実際なんでも出来るゼウスも能力使ってなさそうだし」
「あぁ、そうだったかもな…」
今はどんな能力かも、その使い方も分からないだけなんだけどな...
二人が話していると一人の男が話しかけてくる
「絶架は多分記憶ねーぜ」
「?!...お前...誰だよ」
突如として現れたこの男、緊迫した空気が流れはじめる.....
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