3.空振り1回目かな
次の日、私はお昼休みに2組に行ってみた。村上くんらしき人は……あそこの人かな。廊下側に並んである机の後ろのところに座っている人。
三浦ちゃんから聞いた話とは違ってなんか結構物静かな人。けどもあの人が村上くんなはずだから話かけたい。どうしよう…
『キーンコーンカーンコーン』
あ、やばい。予鈴がなっちゃった。仕方ないからまた後で話しかけよう。
その後なんやかんやあって下校時刻になっちゃった。こうなると探すのは結構大変になっちゃう。……仕方ない、明日また話しかけよう。
と、靴箱に行ったらなんかいた、村上くん。となりにいる天然パーマらしき髪型の人とおしゃべりをしている。
話しかけたいけどもなんか恥ずかしい。けども今が一番話すタイミングなはずだからな…。
あ、そうだ。パシリみたいになっちゃうけども三浦ちゃんに頼もう。ちょうどとなりにいるからね。よし、頼もう。
「あの、三浦ちゃん。」
「どうしたの」
「村上くんに私が話したいっていうことを伝えてくれない。ちょっと恥ずかしくて…。」
「オッケー。村上くんね」
よし、これで話せそう。あとは三浦ちゃんに少しついていくだけなはず。
「村上くーん。あの子が話したいんだって。」
いいよいいよ。返答はどんな感じだろう。
「ごめん…今日は早めに帰らないと行けなくて…」
あーあ、空振っちゃった。その後も三浦ちゃん、粘ってなんとか誘ってみたけども結局だめだった。
私の恋、もう終わっちゃうのかな。いやいやさすがにないでしょ。うん。
もしかしたら違う人かもしれないしね…うん。




