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学校では怖いと有名なJKヤンキーのアマガミさん。家ではめっちゃ可愛い。  作者: 結乃拓也/ゆのや
第1章 【 ヤンキーとあだ名で呼び合うまで 】
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第24話 『 アマガミさんと連絡先交換 』

  そういえば、僕はアマガミさんの連絡先を知らない。

 明確に友達になったのだから、そろそろ連絡先を聞いてもいい気がする。

 ということで、


「アマガミさん。連絡先交換しようよ」

「唐突になんだ?」


 僕の提案に、アマガミさんは怪訝に顔をしかめる。


「ほら、僕らって仲良くなってそれなりに時間が経つでしょ」

「まぁ、たしかに」

「だから、そろそろアマガミさんの連絡先がほしいなって」

「……こういう時思うけど、お前って積極的だよな」

「嫌だ?」

「~~~~っ! いいよべつにっ! 連絡先くらい交換してやるよ!」


 やった、とガッツポーズする僕を余所に、アマガミさんは何故か顔を掌で覆っていた。


「どうしたのアマガミさん? なんだか、行き場のない感情を堪えてるみたいな顔して」

「事実その通りだよっ。ちょっと落ち着くまで待っててくれ」


 うん、と頷くと、アマガミさんは「無自覚だから質が悪ぃ」と何やら重ためのため息を吐いていた。

 それから約一分後。


「うし。じゃあ交換っすか」と平常に戻ったアマガミさんもアプリを開いて、僕のスマホに表示されたQRコードを読み取った。


「お前のアイコンなんだこれ? カンタム?」

「そうだよ。最新シリーズのカンタムで、これは主人公ちゃんが乗ってる機体」

「あー、そういえば日曜日の五時頃トイッター開くと、トレンドがこれで埋め尽くされてるような気がしたな。まぁあたしは観てないから無視してたけど」

「えぇ。勿体ない。すごく面白いのに」


 僕は残念そうに嘆息する。


「男子ってほんとロボットとか好きだよな」

「ロボは男のロマンだからね!」

「……オタク」

「あはは。僕はれっきとしたオタクだよ」

「そこで恥じらいなくオタクって言い切れるお前はすげぇよ」

「好きなことは隠したくないからね」

「ボッチは見かけによらず堂々としてるよな。大人しそうな見た目してるくせに」


 苦笑しながら言ったアマガミさんに、僕は「そうかな」と小首を傾げる。


「女子にメアド聞く時点でかなり積極性あるほうだぞ」

「えへへ。これでも勇気出して聞いたんだよ。こうして会って話せない時でも、アマガミさんとお話したかったから」

「お前は少し発言に気を付けたほうがいいな!」


 またアマガミさんが顔を両手で覆いながら呻いていた。


「天然人たらし。無自覚地雷製造機。女の敵。……どのあだ名がいい?」

「どれも嫌だよ⁉ え、僕、アマガミさんに何かした?」

「現在進行形で色々とやらかしてる」

「ごめん。自覚なくて」

「むしろ自覚があるほうが困るわ⁉」


 アマガミさんが怒鳴るも、僕は彼女がどうして不機嫌なのか理解できず首を捻る。

 それからどこを直せばいいのか聞こうとしても、アマガミさんは一向に応えてはくれず、果てには疲れたようにため息を吐いて「お前はそのままでいい」と話しを強制的に終了されてしまった。


「……はぁ。ほんと良かったな。あたしが変な勘違いしない女で」


 とアマガミさんは吐かれた顔をして呟いた。

 一体何を勘違いしないのだろう、と疑問に思いつつも、


「えへへ。アマガミさんの連絡先だ」


 アマガミさんのアイコンを見つめながら、嬉しさを噛みしめるように呟く。


「アマガミさん」

「あ? んだよ?」

「これからもっと、たくさん話そうね」

「――――」

「? アマガミさん?」


 どうしたの、と問いかけると、アマガミさんはそっぽを向きながら、


「なんでもねぇ」


 と不貞腐れたように答えた。

 それからアマガミさんは暫く僕に振り向いてはくれず、しかし、ずっとぶつぶつと何か言っていて。


「――やっぱ、ボッチと一緒にいると心臓もたねぇな」



一週間ほど前に体調を崩しました。具体的に言うとコ〇ナに罹患してしまいました。

現在は順調に回復しましたが、やはりまだ完治とはいわず長時間の執筆が難しい現状となっております。

その為、今後のアマガミさんの更新が遅れる可能性がございますが、どうか温かい目で見ていただけると幸いです。

体調が完全回復し次第、更新ペースを上げていくので、今後も応援のほどよろしくお願いします。


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